これで終わりなんですね!
刀麻とは結局何者だったのか?
その答えはもしかしたらそれぞれの読み手に委ねられているのかもしれませんね。
謎を含んだラストのように思えましたが、
いわゆるエンタメ小説が提示する分かりやすい感動とはまた違う種類の、心の深い部分を揺さぶるような、稀有な読書体験が出来たと思います!
本当に面白かったです!
作者からの返信
rainyさん
長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。
いつもくださるコメント、本当に励みになりました。
終わりは、謎を深めているといえば聞こえはいいのですが、破綻してしまっています…(汗)
わたしは、この物語を自分の手の内に収めることができませんでした。
ただ、書き手としては大いなる失敗だと捉えています。(この件については、次の後書きを読んでいただけたら嬉しいです。)
rainyさんの心の深い部分を揺さぶることができたなら何よりです。
重ねて御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
スタンディングオベーション! 見事なリプライズでした。
スケート人生って長いようで短くもあり、気が付けば次のスター候補がジュニアから次々と出てきてますね。それを踏まえて、なんとなくですがトーマたちの「その後」的なエピソードも気になってくるこの頃です。コーチかしら? ショー転向かしら? まだまだ現役?? みたいな側面も、いつかは読んでみたいものです。
スケート業界をテーマとした作品は、生まれて初めて拝読しました。そんな新鮮さも重なり、とても面白かったです。ありがとうございました☆
作者からの返信
愛宕さん
スタオベをいただき、ありがとうございます。
こんなにも長い作品にお付き合いいただき、感謝しかありません。
スケート小説はまだまだマイナージャンルですが、近年プロアマ問わず、少しずつ増えてきています。
愛宕さんにとってこの小説が、その世界の入り口になれたのなら幸いです。
刀麻たちの“その後”といいますか、次作については構想が仕上がりつつあります。
彼らの今後をお披露目する機会を作れるよう、精一杯頑張ります。
最後まで読ませて頂きました。
一気に読むことも出来たのですがきちんと感想まで書きたくてゆっくり読ませて頂きました。
最初は氷上のスポーツという所にシナジーを感じながらスタートし、間で天上さんのエッセイを挟み。
おぼろげに天上さんの輪郭が見えながら、読み終えました。
読み終えたので作品に対する感想を書くべきなのですが、それ以上に天上さんの人生の何分の一かを垣間見た、それ程のものを見ました。
小説に対する並々ならぬ情熱、他作品への尊敬、羨望、自作品への葛藤。
満たされることのない渇き。
声にならない叫び。
内に秘めた女性的な部分と男性的な部分と。
最初にシナジーを感じた事が失礼にあたるのではないか、と思う程に小説に対する想いを感じました。
世の中に認められる程の作品を書き上げる為に、書き上げた人々は、その魅力に取り憑かれた人々は、一体何を何処までこの世界に捧げてきたのでしょうか…。
そんな事まで今は考えるようになりました。
天上さんが世の中に認められて欲しいと思う一方で、ご自愛下さい、そう願います。
本当にお疲れ様でしたm(_ _)m
作者からの返信
上ノ下さん
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
元スピードスケーターであり現カーラー(この呼称、上ノ下さんに出会って初めて知りました)でいらっしゃる上ノ下さんに嬉しいお言葉をたくさんいただき、何度も救われる気持ちになりました。
中でも第二章に付けていただいたコメントなどは、私の小説以上の豊かなエモーションが含まれていて、本当に感動しました。
私はスケーターではないので、スケートを題材に小説を書くということに対して、リアリティを捏造しスケーターの大切なものを掠め取っているのでは、という後ろめたさを常に抱えています。
そんな中、上ノ下さんにかけていただいた言葉にどれだけ救われたか…
書き続けてもいいんだよ、と背中を押された気持ちでした。
エッセイでは生活感を漂わせ、生々しい本音を吐露したりして、お見苦しい面を曝け出してしまい、大変失礼致しました。
精神の健康とのバランスを取りながら、創作と向き合っていきたいと思います。
これから公募がいくつか控えているので、長期戦になりますが、納得のいくものを書けるよう頑張ります。
上ノ下さんの小説も、引き続き楽しみにしています。カーリングの試合報告も。
本当にありがとうございました。
力作でした。解釈が読む方によって様々になりそうなラストでした。
私は、出てくる音楽や映画に想いを重ねながら、楽しませていただきました。
フィギュアスケートをテーマにして、これだけ、詳細に描いた小説は、貴重だと思います。
素敵な作品をどうも有難うございました。
後書きは、明日、読ませていただこうっと。
作者からの返信
風梨さん
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
大変長い作品にも関わらず、ここまでお付き合いいただけたこと、感謝しかありません。
解釈を読者に委ねるオープンエンドを目指した物語でした。
が、今読み返すと、あまりにもオープンで、物語の骨格の強度が足りないかなとも思います。
それでも、風梨さんのようなフィギュアスケートや舞台芸術がお好きな方に楽しんでいただけたのなら、書いた甲斐がありました。
あと、些末なことですが、後書きを本当に“翌日”に読んで下さったのは、リアルタイム組の方々を除けば風梨さんが初めてかもしれません笑
いつ読んでいただこうと構わないのですが、それでも嬉しかったです。
重ねて御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!
完結しましたね! おめでとうございます!
最終話は、全編が詩のようでした。
目に浮かぶようなスケートのシーンが表されながら、ひとつも説明的な文章でないのが、いいなあ、と思いました。
刀麻については、いろいろな読み方が残されていそうで……
霧崎くんが氷の上で覚醒して、少年たちを導く役割を終えた刀麻はどこか手の届かないところへ行く、という結末と私は読みましたが、いかがでしょうか…?
作者からの返信
久里琳さん
お読みいただき、ありがとうございました。
ここまでお付き合い下さったこと、感謝しかありません。
「一つも説明的な文章でない」とのお言葉、非常に嬉しいです。
小説である以上、情報がエモーションを上回らないよう配慮して書きました。
刀麻に関しては、それで合っています。むしろこの支離滅裂な文章から、そこまで読み取っていただき、頭が下がります。
あるいは、刀麻は別に消えてなどおらず、またしれっとリンクにいて、不思議なことは何も起こらない…全ては洵の妄想であり、四回転という現実だけが彼の手元に残った、という解釈も可能です。
これは一章から五章を通しても言えることで、実は全てが「信頼できない語り手」による物語なのです。
どこをどう汲み取るかは全て読者次第で、読者の心の中に結ぶ刀麻像だけが本物で、答え合わせができないところが、作者としてももどかしいです。
執筆お疲れ様でした、終盤は一気読みでしたね……
洵が「出会い」と「別れ」を経て再生していく過程、惹きこまれっぱなしでした。銀盤に懸ける実存とそれゆえの業から、フィギュアスケートの魔力を存分に感じた章でした。
刀麻の秘密、描かれてきた非現実的な描写の正体について考えを巡らせつつ、また裏話など拝見できればと思っています。
作者からの返信
市亀さん
ありがとうございます!
第五章、一気にお読み下さったとのこと、本当にありがとうございます。
洵を氷上という世界に「もう一度生まれさせる」にはどうすればいいのか、毎晩頭を悩ませながら心血を注いで書きました。
実存と業…まさに洵というスケーターを象徴するようなお言葉をいただき、嬉しい限りです。
刀麻の秘密については、概念的というかほとんど妄言的ではありますが、後書きで触れました。
また、それ以外の断片的な情報については、創作秘話の方で語らせていただきますので、よろしければそちらもご覧下さい!
お読みいただき、本当にありがとうございました。
拍手が私からも鳴り止まないです。
完結、お疲れ様でした。素晴らしかったです。
作者からの返信
アメたぬきさん
後書きまで読んでいただき、ありがとうございました。
たくさんのコメント、励みになりました。拍手、確かに受け取りました。
これからも頑張ります!