第13話 前橋FSCへの応援コメント
この二人の出会い、こういう形だったんですね。面白いです。
刀麻は氷上に居られれば、フィギュアでもスピードでもアイスダンスでも何でも良かったのかも知れませんね。母親の演技云々という理由は別にあったとしても。
作者からの返信
サンダルウッドさん
コメントありがとうございます!
まさに仰る通りで(ここまで読み取って下さっていることが本当に嬉しい)、刀麻にとってはまず氷上というのが必須なのです。
詳しくは第四章以降で明らかになるのですが、刀麻はこの直前にスピードスケートで、ある限界にぶち当たっています。
魂を死なせないためには「生まれ変わる」ことが必要だと感じているため、新天地を求めているのです。
第7話 身体の呪縛への応援コメント
アイスダンスという競技自体を本作で初めて知りましたが、身長がそれほど重要なんですか。5cmしか差がないならちょうど良いような気がしてしまいますが、フィギュアと同じで小柄なほうが動きやすいんでしょうかね。
これまでの章と異なりコーチ目線の話ですが、これはこれでとても興味深いです。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます。
アイスダンスにはリフトという、男性が女性を持ち上げて回したり複雑なポジションを取ったりする技があるので、体格差が無いと厳しいのです。
…というのが一般通念ですが、実は必ずしも身長差が無くても、他の部分で補えれば(呼吸や相性など)カップルを組むのは可能なようです。
なので、ここは恋愛関係が破綻した際に、身長という大義名分を出して、かつてのパートナーが美優を「捨てた」(少なくとも美優はそう感じている)と捉えていただければ幸いです。
第2話 霧崎洵のコーチへの応援コメント
霧崎くん、やりますな。
彼は刀麻などと違って努力の人という感じですが、ストイックな感じなのでもともと努力する才能があったんでしょうね。
彼の下の名前はなんて読むんですか?
作者からの返信
サンダルウッドさん
わあ、第三章に突入してくださっている!
ありがたいです。
本当にありがとうございます!
洵(じゅん)と読みます。
そういえばルビを振っていませんでした…汗
洵は100%努力の人ですね。
この辺は詳細は第五章で明らかになりますが、洵には天賦の才能は皆無です。
第28話 リンクに一礼への応援コメント
一人の少年の苦悩と挫折・葛藤、それを乗り越えての復帰。そして、彼を繋ぎ止めた仲間。それらが繊細な描写で綴られた、非常に見ごたえのある章でした。次章も楽しみです。
リンクに一礼。返信で仰っていたように、洸一にとって非常に重要な意味を持つ行為でしたね。私も対局前に碁盤に一礼してみましょうかね(笑)
作者からの返信
サンダルウッドさん
第二章をお読みいただき、本当にありがとうございました。
読者の多くは第一章で見切りを付けてしまうようなので、こうして続けて読んでいただけるのは本当にありがたいです。
描写が繊細と言っていただき、ありがとうございます。
洸一は、私から最も遠い性格の異性なので、語り手に据えるのは本当にしんどく、慎重に心の動きを精査していきました。
そのため、繊細すぎてまどろっこしいかなとずっと不安だったので、救われる思いです。
ぜひぜひ、碁盤に一礼を!笑
第23話 Skater in the Darkへの応援コメント
スケートをするにはお金が掛かるというのはよく言われますよね。かなり恵まれた環境にいる人しかできない競技ですね。
洸一を想う晴彦の気持ちがよく伝わってくる良い回でした。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
この回は第二章で一番心血を注いでいます。
語り、想い、情景をシンクロさせるために、実際に現地に取材に行って、洸一と晴彦になったつもりで半日くらい歩き回ってました…笑
なので、そう言っていただけて感無量です。
頑張った甲斐がありました。
学生スケーターでも年間300万は軽くかかるらしいです。
おそろしい競技です。
第22話 無かったみたいにへの応援コメント
罪の意識は消えないでしょうが、こうして隣で共に悲しみ悔やんでくれる人がいることが、星くんにとっては救いですね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
ここ、晴彦の語りが少し一方的すぎて読者を置いてけぼりにしているかな?と不安な箇所だったので、そう言っていただけて本当に嬉しいです。
第17話 友達にはなれないへの応援コメント
今さらですが、刀麻は小学生の時の合宿以降、今までフィギュアはやめてスピードしかやってなかったってことですかね。5年間のブランクでしたっけ。それでこれだけ出来るというのは、やはり才能と言わざるを得ないでしょうね。
星先輩は星先輩で独特の才能があるのでしょうが、どちらかというと努力の人という印象。刀麻は天才型な印象ですかね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます。
刀麻は天才です。他にも言いたいことが山ほどありますが、とりあえずこれでとどめておきます…笑
(彼の正体というか、物語の根幹そのものに関わる話題なので)
一応、表立っては5年間はスピードスケートのみをやっている、という設定です。
(第三章とも繋がるのですが、実はこの空白期間に刀麻はアイスダンス をやっています。この辺は続編を書く機会があれば、明らかにしたいです)
第12話 榛名学院スケート部への応援コメント
"世界でただ一人のスケーター"、良い響きですね。それだけの才能があるのに選手でないというのが勿体ないですが。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます。
そうなんですよ、金メダリストのステップ再現できるって一体どれだけすごいんだよ、と。
でも、本当にすごいんです。
榛名学院は、それこそ中京大や関西大学のような場所をイメージしているので、物語に出てきていなくても女子シングルやアイスダンスにもトップ選手がたくさんいる、という設定です。
第11話 聖域への応援コメント
刀麻ってそんなキャラだったかなと思いましたが、最後のセリフは彼らしいですね。
霧崎くんは朝霞先生に惚れてるようにしか見えないですが(笑)
2章に入って、個々のキャラ立ちが顕在化してきて面白いです。
作者からの返信
サンダルウッドさん
最後のセリフを刀麻らしいと言ってくださり、ありがとうございます!
本当に嬉しいです。
刀麻が「あれ?こんなキャラだっけ?」となるのは、敢えてそう書いているので、その感じ方は正しいです。
(身も蓋もないことを言うと、章ごとに別人に見えるように書いています)
>霧崎くんは朝霞先生に惚れてるようにしか見えないですが(笑)
いやあ、こう言っていただけると書き手冥利に尽きますね。
真偽のほどは第三章ならびに第五章で確かめてくださると幸いです笑
第9話 眼鏡、真っ二つのへの応援コメント
どんな不自然な力を加えたらメガネが真っ二つになるのかw 面白すぎますね。
そして、文句ひとつ言わない星先輩が優しすぎる(笑)先輩の鏡、いや、氷上のマザーテレサですね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
そうなんですよ、こんなことやられたら普通ブチ切れますよね笑
洸一が怒らないのは、感情を出すのが苦手という性格に加え、お金持ちというかボンボン(裏設定です)でマテリアルにあまり頓着しない、というのもあります。
第8話 ルーキーへの応援コメント
そもそも体育祭の記憶がまったくありませんが、借り物競争は確かに気まずそうです(笑)
彼も刀麻もかなり長身なんですね。小柄なほうが回転技などがしやすいのではと感じますが、背が高くても別に支障はないんですかね。
>曲がいつの間にか夏休みの宿題の曲に変わっている。
「曲が」は1つで良いかも。
作者からの返信
サンダルウッドさん
コメントありがとうございます!
借り物競走、気まずいですよね、私も絶対やりたくないです笑
刀麻と洸一は長身設定です。
仰る通り、フィギュアスケートは小柄な方が有利です。
もともと洸一の方にジャンプが苦手という裏設定があり、「兄弟のよう」というイメージが欲しくて、そこに刀麻を合わせたんだと思います(うろ覚えですみません…構想を始めたのが5年以上前なので)
ご指摘ありがとうございます!
そうですね、主語の方の「曲が」が不要っぽいですね。
(ちなみにここで流れてる曲はももいろクローバーZの「ワニとシャンプー」です←どうでもいい情報)
第9話 冥府の湖への応援コメント
こんにちは。
私はスケートには詳しくありませんが、この数話で、家族も含めて覚悟の要る過酷なスポーツなのだと感じることができました。
この先、スケートに情熱を燃やしたり、翻弄されたりする姿が描かれる際に、この一連の描写が効いてくるのかなと、勝手に想像しています。
作者からの返信
九里琳さん
ありがとうございます!
三章にコメントいただくの本当に嬉しいです!
そうなんです、フィギュアスケートって美しく華麗なスポーツですが、その裏は本当に過酷なんです…
そういう面も盛り込みたくて、美優という“敗者”を主人公に据えました。
これらの描写が今後の展開に効いてくるといいな、と作者としては思います。
第6話 2001全日本選手権への応援コメント
先のかたの応援コメントを拝見して気付きましたが、作者様はフィギュアスケートをやったことがないのですね。それでここまで濃やかに表現できるのが凄いです。専門用語はわからないので大体流して読んでますが、それでも雰囲気が伝わります。
>ヴォーカル楽曲による減点が響いているのだろう。
曲のセレクトでマイナスになることもあるんですね。フィギュアでは、歌のない曲のほうが普通ということですかね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
フィギュアスケート、やったことがありません…笑
気合いとハッタリで書いてます。
専門用語は適当に読み飛ばしてくださってOKです。
サンダルウッドさんの囲碁小説くらいルール解説無しでも読ませる小説を書くのが目標です…!
ルールの件、歌入りの曲が許可されるまでは、歌無しがほとんどでした。歌が入っていると減点対象だったので…。
第3話 野辺山合宿(1)への応援コメント
「雪が地に落ちて溶けるように、消えてしまった。」の1文が好きです。
遅くなりましたが、拙作のフォローや応援、ありがとうございます。
作者からの返信
万里さん
ありがとうございます!
その一文、刀麻が北海道出身であることを絡めるつもりで書いたので、褒めていただけて嬉しいです。
こちらこそ、応援ありがとうございます!
本当に励みになっています。
第3話 野辺山合宿(1)への応援コメント
技術が向上しても必ずしも美しさに直結するわけではない、ですか。深いですね。
スピードスケートという競技の存在自体よく知らなかったですが、フィギュアスケートとそんなに違うものなんですね。まあ、前者が速さを競うのに対して、後者が華麗さを競うものなのだろうということぐらいはイメージ出来ますが。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
そうなんですよ、技術だけではダメで、心が入っていないと美は宿らないという…
おっしゃる通り、スピードスケートは速さを競い、フィギュアスケートは華麗さを競います。
目的が違うため、靴の作りも全然違うので、本当に別の競技です。
第15話 Immigrant Songへの応援コメント
臨場感あふれる描写です。スケートをされていたのですか?
作者からの返信
下山田大地さん
ありがとうございます!
そこは、まさに臨場感を出したくて試行錯誤を繰り返しながら練った箇所なので、そう言っていただけて本当に嬉しいです!
スケート…実はずぶの素人です笑
全く経験が無いので、100%想像で書いています。
第1話 Languageへの応援コメント
「氷は氷だ。人間じゃない。だから言葉は通じない。
エッジを通して身体へと伝わってくるのは、氷の声だ。
言葉だと錯覚してはいけない」
競技にのめり込み、独自の世界観を築く者だからこその発想という感じが、出だしから伝わってきます。誰もいないスケートリンクに一礼する場面も好きです。
今さらですが、フィギュアスケートの「フィギュア」は“図形”のことでしたね。
ネットで少し見てみたら、かつて行われていたフィギュアスケートは「氷の上に図形を描く競技」だと書かれていました。
今はおそらく技の難度とか完成度などを競って得点を出すのでしょうが、もともとの由来を踏まえるとそれだけ芸術性の高い競技であることが窺えますね。
「トレース」は、図形の滑り跡ですか。「トレースが、完全に重なっている。」というのが最初よくイメージできなかったのですが、自分が思い描いた通りの形に滑れたということなんでしょうね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
その出だしは、洸一のフィギュアスケートへのスタンスが伝わるよう最大限気を使って書いたので、本当に嬉しいです。
「リンクに礼」ということに注目していただいたのも嬉しいです!
二章通して洸一を象徴する行為なので…!
トレースの件、分かりにくくてすみません。
ここで洸一がやっているコンパルソリーという練習は、左右の足でそれぞれ3回ずつ同じ図形を描く、というものなのです。
それが完全に重なる、というのは上級者でも滅多に無いようです。少しはズレたり歪んだりするので…。
なので、ここで洸一がパラグラフブラケットという最も難しい図形を完璧に描くという行為は、一種の奇跡(何らかの前兆)と捉えていただければ幸いです。
第17話 Childhood's End への応援コメント
目的も理由も意味も要らない、スケートのためにスケートをする、というセリフ良いですね。痺れます。
人ってなにかする時に目的や理由を探しがちですし、仕事なんかだとそれがないと怒られたりしますが、「それが好き」という気持ちさえあれば、本来それ以上の意味も理由も必要ないのかも知れませんね。
能動的ではなく、氷という世界に導かれるような、ある種受動的な姿勢。その世界を信じて身を預ける勇気がどれだけあるか。そういう感覚を抱きました。
作者からの返信
サンダルウッドさん
第一章お読みいただき、本当にありがとうございました!
そのセリフ、私も気に入っています。全章通して一番好きかもしれません。
書こうと思って書いたものではなく、勝手に出てきてしまったものでした。
震えました、こんなことがあるのかと。
書いている時、本当に里紗と刀麻の世界に没頭していたんだと思います。
第16話 透明な怪物への応援コメント
とーまに対する嫉妬心や、彼が上達して上の舞台に進むことへの恐怖心が大きいのでしょうが、否定するだけでなく最後に正直な気持ちを伝えるあたり、霧崎くんもなかなか良い子かもしれませんね。というか、この作品に根っからの悪人は出てこないのではと何となく感じます。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
そうなんですよ〜、根っからの悪い奴ではありません!
彼なりに色々思うところがあって、こういう言動をしています。
実は洵はこの小説のもう一人の主人公なんです。
第五章は洵が主人公になります。
まだまだ先が長いですが、そこまでお付き合いいただけたらこんなに嬉しいことはありません笑
編集済
第15話 Sivaへの応援コメント
音楽の先生、意外と良い人じゃないですか。生徒の好調や不調を見極める力があるんでしょうね。
シヴァってそういえばヒンドゥー教の神の名前でしたね。世界史でやった記憶があります。
>浮き足立ちながら言った途端、先生の顔から笑みが消えた。
“浮足立ち”は怪しいかも。誤用されがちですが、あまりプラスのニュアンスでは使わないようなので。“浮立つ”ならありそう。
作者からの返信
サンダルウッドさん
コメントありがとうございます!
そうなんですよ、決して悪い人ではないんです。
プロなので、あくまで冷徹に見ているんですね。
ご指摘ありがとうございます。
言われてみれば確かに、自分で「浮き足立つ」というのは変ですね…
「浮立つ」の方がいいのかもしれません。
推敲してみます!
第10話 星が生まれる時への応援コメント
素人質問で申し訳ないですが、委員長の向かいで先生が演奏しているのは何ですか?
ストリングスってあるので、ギターかバイオリンあたりの弦楽器ですかね。
囲碁でも、流行の戦法や定石などを取り入れて打ったからといって、必ずしも結果がでるわけではないんですよね。もちろん、そういうのが合っている人はやれば良いですが。
型にはまった打ち方より、自分が心から打ちたいと思うような一手を選ぶほうがうまくいったりする。音楽も、そういうものなのかなと思いました。
光のゲートは具現化の真っ最中。
眩しすぎて、結末なんてとても見据えられない。
こういう表現、好きですね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
質問ありがとうございます!
書いてるとなかなか気付かないものなので…
先生が演奏しているのもエレクトーンです。
レッスン時は二台向かい合っているか、隣同士かのどちらかが多いです。
そうなんですよね、心から湧き出るものこそ、クリエイティビティの真髄ですよね(勿論、形も大事なんですけど…)
小説もまたそうだろうな、と思っています。
第9話 Escape to space、あるいは世界の中心への応援コメント
読んだあとにタイトルを見返すと、味わいがありますね。
この作品はスケートや音楽の知識がなくても十分楽しめるような書き方をしているのが凄いと思います。表現が達者なので、イメージしやすいんでしょうね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
コメントありがとうございます!
タイトル、結構悩んだんですが、これにしてよかったです。
第一章はとにかくリーダビリティーを最優先にして書いた章なので、知識が無くても楽しめると言っていただけて本当に嬉しいです。
第8話 高崎駅改札前への応援コメント
「音楽のある街ってコンセプトなの。プロのオーケストラもあるし、ライブイベント多くて、ストリートミュージシャンにも寛容」
「委員長の町って感じ」
ここ、良いですね。
とーまくんは霧崎くんよりずっと性格が良いですね(笑)
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
そうなんです、この章の時点では、洵より刀麻の方が性格が良く見えるように書いています。
刀麻の本性は全部通して読まないと分からない構造になっています。
(…などと勿体つけてみる)
第7話 これってデートじゃんへの応援コメント
委員長が習ってるもうひとつの楽器はエレクトーンでしたっけ。
ピアノとどう違うのかと思って調べてみたら、エレクトーンは電子オルガンのことみたいですね。
見た目が似ているので弾き方も同じ感じなんだろうかと素人は思ってしまいますが、だいぶ違うものなのでしょうね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
コメントありがとうございます!
そうなんです。エレクトーンは電子オルガンで、シンセサイザーのように音を作る機能もあります。鍵盤がプラスチックで、ペダルの操作で両足も使うので、ピアノとは違った操作が必要です。
とはいえ、刀麻のスピードとフィギュアの両方を履きこなすという離れ業に比べれば、ピアノとエレクトーンの違いは微々たるものだと思います。
第2話 レッスン室と汚れた楽譜への応援コメント
これは高校生ぐらいのときですかね。
プロの先生の指導なので厳しいのは当然かもしれませんが、それでもこういう態度だと生徒の才能を摘んでしまう気がしますね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
そうです!
第一話が回想で、第二話からが現在の、高校生の時間軸です。
実はこの部分はほぼわたしの体験談で、こういうやたら厳しい先生が本当にいたのです…汗
第1話 妖精の記憶への応援コメント
2回ほど読みましたが、これは新人賞までいいところまで行ってもおかしくなさそうですね。文章うますぎますし、話も面白いです。公募に出したことないので、雰囲気だけで言っていますが(笑)最後の一行が特に好きですね。
リボンナポリンってみたことないですね。北海道だけなんですかね。約束の賭けにジュースをあげるところが、小学生らしくて良いと思います。
作者からの返信
サンダルウッドさん
お読みいただきありがとうございます!
お褒めいただき、光栄です。
実は投稿生活苦節15年、この作品で初めて公募で一次通りました…笑
これが最初で最後にならないよう精進します。
リボンナポリンは北海道限定のオレンジ色の炭酸です。
刀麻と里紗を繋ぐ象徴的なアイテムなので、頭の片隅に留めていただければ幸いです。
第17話 Childhood's End への応援コメント
とーまは誰かのために滑ってはだめなのですね。主人公が誰かのために音楽を作らないように。不思議な関係だなと思いました。
作者からの返信
下山田大地さん
そうなんです。
刀麻は誰かのために滑るという目的を持つことによって、神でも妖精でもない、ただの「男」になるのです。
この小説では、様々な形で「神殺し」が行われますが、第一章が一番ラディカルかつ残酷だと作者としては思っています。
第1話 妖精の記憶への応援コメント
「妖精だ、と私は思った。風を味方に付け、氷の祝福を受ける。」
詩のような文章ですね。ここだけじゃなくて全体的に、詩を書くような、歌うような、語感や響き、そこから生まれるイメージを重視して編まれている、と思いました。声に出して読みたい、そんな小説、久しぶりに読みました。刀麻くん、可愛いですね。続きが楽しみです。
作者からの返信
刈田狼藉さん
コメントをありがとうございます!
詩のような文章と褒めていただき、嬉しいです。
一章の書き出しは本当に気を使って、実は投稿する前に音読しながらチェックをしたので、その努力が報われたようで感無量です。
またお読みいただけたら嬉しいです!
第12話 はるなリンクへの応援コメント
> かち、かち、かち。時計の音に合わせて、輪郭が明滅している。
うわあ、と思いました。
ああ、こんな風に表現するのか! とも。
天上さんは音楽をなさってたのでしょうか? 文章の音楽性は『蜜蜂と遠雷』に匹敵する。或いは凌いでいると感じます。
作者からの返信
朔さん
そうなんです、10代、20代はずっと音楽をやっていました!
(芽は出ませんでしたが…)
里紗のモデルは実はほとんどわたしです…
こんな経験できたらよかったな、という夢小説みたいなものです笑
「蜜蜂と遠雷」って、読んだことないのですが、ものすごい名作で有名ですよね!?
きゃー、恐縮です、これを機に読んでみます…
第11話 宇宙を全部への応援コメント
天上杏さんの強みって、オリジナルなのに実感のある描写力だと思います。
オリジナルで上滑ってるとか、実感はあるけど既知の表現とかならいくらでもある中で、両立しているのが凄いです。
作者からの返信
朔さん
勿体ないほどのコメントをたくさんいただき、恐縮しております…!
私、もう15年くらい執筆活動をしているのですが、この作品でやっと自分のオリジナリティを少しは見つけられたかなと思っています。
それまではずっと誰かの真似事や上滑りな言葉を羅列したりして…でもそういうもがきこそ大切だったと今となっては思います。
書き続けてさえいれば、無駄なことなんて一つも無いんだな、とカクヨムに投稿して実感しました。
第10話 星が生まれる時への応援コメント
私は内省的な地の文て、まず殆ど書かないのですが、この作品は凄く胸に刺さります。
> 痛い所を突かれたとか図星だとかじゃない。
> 深淵に足が止まったのだ。
ああ、と思いました。
言葉にして初めて自分自身の内側を知る……みたいな。
作者からの返信
朔さん
胸に刺さると言っていただけて、本当に書いた甲斐があったと思いました…!
言語はそれ自体が他者なので、外に出すことで初めて分かること、気付くことがあると思っています。
第9話 Escape to space、あるいは世界の中心への応援コメント
うわぁ。
イメージの波に飲み込まれて息継ぎを忘れました。
SF要素があるんですか?
でも、フィギュアスケーターって少し、異次元の生き物の気配がありますね。確かに。
作者からの返信
朔さん
わー!そんな風に言ってもらえてうれしいです。
ここはかなり本気で書いた箇所なので…
SFというかマジックリアリズムといえばいいのか、少し難しいんですけど、とにかくただのフィギュアスケート小説ではないぞ、という宣言ですね。
詳しくは五章で色々明らかになります!
第14話 ネイティブスケーターへの応援コメント
後半の、台詞と地の文を交互につないでいくところ、いいですね。
手法自体はよくあるものかもしれませんが、ここでは台詞の中身とぴたりと合って、心地よく入ってきます。
作者からの返信
九里琳さん
ありがとうございます!
表現を褒めていただけるのは書き手として非常に嬉しいです。
とても苦労した箇所なので尚更…!
台詞と地の文を繋ぐ手法は、町屋良平がとても上手で、随分影響を受けています。
第17話 Childhood's End への応援コメント
あの日のかたちは思い描いた通りではない事は多いでしょうけど、迎えたその時に自分が納得のいく答えを出せたのなら、一つの幸せの形なのだと認識させていただきました。
一章、お疲れ様でした!
作者からの返信
綾瀬アヤトさん、コメントをありがとうございます!!
そうなんですよ、実は、第一章は一種のメリーバッドエンドなんです…!
またお読みいただけたら嬉しいです!
第11話 宇宙を全部への応援コメント
こんにちは。
「その揺らぎに、胸の光が蝋燭のように呼応した」「胸の中で光がスパークした」「頭の中の鍵盤から音が溢れてる」
心の動き、泛ぶ光景を表現するのは難しいと思うのですが、天上杏様は攻められていてすごいなと思います。
話は変わって、ここに書くのは趣旨に沿わないかもしれませんが、御礼を言わせてください。私のお話を読んで下さり、しかも★を頂き、ありがとうございました!
私の好みの文章を書かれている方に評価いただいて、うれしいです。
作者からの返信
久里琳さん
ありがとうございます!
表現や描写を褒めていただけるのは、本当に書き手冥利に尽きます…!!
くどいかな?と思っても、使いたい比喩はズバッと使って攻めていこうと心に決めて書いてます笑
こちらこそ、コメントやハート、すごく励みになります。
また久里さんの小説を読みにお邪魔させていただきますね!
第9話 Escape to space、あるいは世界の中心への応援コメント
こんにちは。
フィギュアの王子とピアノ女子の恋物語のつもりで読み進めていたら、意外な転回!
これからどんな方向に物語が進むのか、楽しみです。
作者からの返信
九里琳さん
はじめまして。
コメントありがとうございます!
そうなんですよ~笑
そこから一気にギアを入れて書きました。
実はこの小説、少しだけSFなんです……
(どのようにSFなのかというのは後々明らかになります)
またお読みいただけたら嬉しいです!
第1話 妖精の記憶への応援コメント
フォローをありがとうございます。
スケートを題材にした小説を書いていらっしゃるところに親近感が湧きました。
描写力の高さが凄いと思いました。
続きが楽しみです。
作者からの返信
万里さん
はじめまして。
お読みいただきありがとうございます!
実は私、この小説を書く前に、スケート小説を探していたら万里さんの「氷上の弾道」に出会い、密かに読んでいました…!
当時はカクヨムにも登録していなかったのですが、スピードスケートに関する表現や心理描写に惹かれて、最後まで全部読みました。
こうしてコメントをいただけるなんて夢のようです。
本当にありがとうございます!
「氷上のシヴァ」はフィギュアスケート中心の小説なのですが、第四章にスピードスケートが出てきます。
まだまだ更新は先になるとは思いますが、また読んでいただけたら嬉しいです。
第24話 この世全ての氷ごとへの応援コメント
>これさえ無かったら。
こんなものに出会わなければ。
まともに、穏やかに、健康に……あとは、何が欲しい?
自分の持っていない物をこれ見よがしにカウントして、幾つ手に入れれば、私は満足する?
本当は、これが無ければ、生きてこられなかったくせに。
これだけが、生を更新する理由だった
この辺、刺さりますね。
もっと違うことを経験していれば違った生き方ができたかもしれないと思っても、結局自分が心血を注いで取り組んだ事実をなかったことにはできないし、なかったと仮定して考えることも想像することもできない。人生ってそういうものかなと感じましたね。
本章は字数が少なめで、サクサク読めました。また次章も楽しみにしています。
作者からの返信
サンダルウッドさん
第三章までお読みいただき、ありがとうございました。
ここまで丁寧に読んでいただけて、作者としては感無量です。
第三章は、単なる情熱ではなく、スケートへの愛憎(複雑に入り組んだアンビバレントな感情)を描きたくて書いた章だったので、そう言っていただけて救われる思いです。
私にとっての音楽がまさにそんな感じだったので、第一章では描けなかった部分を盛り込みました。
自分の半生を賭けたものって、単純な思い入れだけでは片付けられないと思うので…。
またお読みいただければ幸いです!