応援コメント

第1話 Language」への応援コメント

  • 氷の声に耳を傾ける……凄い境地ですね。まるで氷職人のよう! スケーターのみんながみんなそうではないかもしれませんが。

    作者からの返信

    rainyさん

    二章に突入していただき本当にありがとうございます。
    そうなんです、この章は氷との対話を試みる、一種のフェティシズムに囚われたスケーターの物語です。

  • お久しぶりです。
    冬になったら読書を再開しようと思っていました^^

    >気まぐれに足の裏を押し、吸い付くように受け入れ、そしていつだって裏切る隙を窺っている。

    痺れます。
    ちょっと女同士の友情と似ているような気の抜けなさ(笑

    >だって、俺はもうフィギュアスケーターではないのだから。

    星洸一という人に俄然興味が湧きました。

    作者からの返信

    朔さん

    お久しぶりです!
    お読みいただきありがとうございます。本当に嬉しいです。
    第二章は語り手が変わり、星洸一という“元”フィギュアスケーターの視点で話が展開されます。
    彼は氷に対して独特の哲学を持つ人物ですが、その哲学がどう変化していくのかを楽しんでいただけたら幸いです。

  • いつだって裏切る隙を窺っているという部分が意味深ですね。締めのフィギュアスケーターではないという一文にも愕きました。上手そうなのに。裏切りと何かしらのリンクが張られているのかなとも妄想できます。氷上だけに☆

    作者からの返信

    愛宕さん

    第二章突入、ありがとうございます!
    一章で読むのをやめてしまう方が多いので、大変嬉しいです。

    そうです、いつだって裏切る隙を窺っている…氷は決して容易く手懐けられるものではないのです。それとどう向き合っていくかが、本章のテーマです。
    どうリンク(傍点打ちたい)しているか、愛宕さんの目で確かめていただけたら幸いです。

  • 第二章、入らせて頂きます!
    氷の香りについての表現があったので凄く共感しました。
    私の作品にもこの氷の香りについて少し触れていたので。
    これは「やっている人」かもしくは余程室内リンクに足を運んでいる人でないと知らない香りだと思います。
    そしてリンクに対しての一礼。
    凄くよく分かります!
    Twitter等で公開されていたら愚問ですみませんが杏さんはスケーターでしょうか?

    恐らく私のイメージした香りとは少し違うと思いますが、私の胸の中が氷の香りで満たされました!

    読書時間終了!
    さて、しゃーないやしに仕事に戻りますか(´∇`)

    作者からの返信

    上ノ下皐月さん

    お仕事お疲れ様です!
    そして、第二章に入っていただき、ありがとうございます。

    氷の香り、ありますよね!
    実は私スケーターではないのですが、幼少期を北海道で過ごしたのと、今現在もスケート観戦が趣味なので、リンクの匂いを嗅ぐとすごく胸がきゅんとします…!
    リンクに一礼も分かっていただけて嬉しいです!(学生の大会に行くと、よく礼をしている選手を見かけます)
    取材という名の趣味が生かせて、よかったです。

  • 「氷は氷だ。人間じゃない。だから言葉は通じない。
    エッジを通して身体へと伝わってくるのは、氷の声だ。
    言葉だと錯覚してはいけない」
    競技にのめり込み、独自の世界観を築く者だからこその発想という感じが、出だしから伝わってきます。誰もいないスケートリンクに一礼する場面も好きです。

    今さらですが、フィギュアスケートの「フィギュア」は“図形”のことでしたね。
    ネットで少し見てみたら、かつて行われていたフィギュアスケートは「氷の上に図形を描く競技」だと書かれていました。
    今はおそらく技の難度とか完成度などを競って得点を出すのでしょうが、もともとの由来を踏まえるとそれだけ芸術性の高い競技であることが窺えますね。
    「トレース」は、図形の滑り跡ですか。「トレースが、完全に重なっている。」というのが最初よくイメージできなかったのですが、自分が思い描いた通りの形に滑れたということなんでしょうね。

    作者からの返信

    サンダルウッドさん

    ありがとうございます!
    その出だしは、洸一のフィギュアスケートへのスタンスが伝わるよう最大限気を使って書いたので、本当に嬉しいです。

    「リンクに礼」ということに注目していただいたのも嬉しいです!
    二章通して洸一を象徴する行為なので…!

    トレースの件、分かりにくくてすみません。
    ここで洸一がやっているコンパルソリーという練習は、左右の足でそれぞれ3回ずつ同じ図形を描く、というものなのです。
    それが完全に重なる、というのは上級者でも滅多に無いようです。少しはズレたり歪んだりするので…。
    なので、ここで洸一がパラグラフブラケットという最も難しい図形を完璧に描くという行為は、一種の奇跡(何らかの前兆)と捉えていただければ幸いです。