概要
その先駆けとも言えるのが入学式の朝の謎の爆裂音……「この中の誰かが死ぬ」と伝える怪談wikiの記述に、四人の学生達は戦慄する!
永露尚人、礼沢塔哉、速山光汰、サドン崎デス男……果たして死ぬのは誰なのか!?
怪談という概念へのネガティブキャンペーン、ここに開幕!!
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!突然の死を笑う
「なろう小説〜うっかり人を殺したら」を読み、もっと早くガッKoya小説に手を出さなかったことを悔いた。当然、前作である「学校のデッドリー怪談」に飛びついた。
この二作は対照的だ。「うっかり」は、人の善性が罪業を負った常識人の主人公を苦しめる。一方の「デッドリー」は、怪異に晒される主人公らや周囲の人物を通して人間の嫌なところが見えてくる。そしてどちらもサイコーに笑える。こんな酷い話を笑っている自分は何なんだ?というスパイスも添えて。
思わず唸ってしまうような設定のシュールな怪異を、断じてハッピーエンドではない形で雑に解決する。人が雑に死に、雑に笑える。ちゃぶ台返しやテーブルクロス引き…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ドライな描写×倫理をぶっちぎった超展開
あらすじと序盤ですでに反則的な出オチなので、一発ネタかと誤認させられるのですが…。
その後の40分の1という高いのか低いのか微妙な確率で訪れる〝死〟を巡ってのメインキャラ達の皮肉に満ちたやりとりと、しっかり訪れるトンデモでコミカルなオチの繋がりと温度差が面白すぎる。
親しい人以外が死んでも反応に困るよな……というのは、特殊な生い立ちの主人公キャラでなければありふれた感覚だと思いますが、その描き方がウィットに富んでて好きですね。特に、嘘でもこいつは40分の4だと言えないのか、と主人公が苛立つところなど。
生々しく、ドライに描かれる盛り上がりと、それをぶち壊してちゃっかり伏線を回収するクライマッ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!4人の中の誰かが死ぬ
入学式の日、新たに高校生になった4人の男子は登校途中に怪談「40発弾倉のリボルバー」に巻き込まれる。
それは新クラスの40人の生徒のうち誰か一人が正体不明の銃弾で頭を撃ち抜かれるという怪談。この奇妙な怪奇現象のターゲットに選ばれてしまった4人――永露尚人、速山光汰、礼沢塔哉、サドン崎デス男……果たして凶弾に倒れるのは他のクラスメートか、それともこの中の誰かなのか……。
……僕はホラーとかあんまり詳しくないんで自信はないんですが、誰とは言わないけど、何か一人だけ明らかに絶対死にそうな名前の奴がいますね……。
いや、もうこれタダの出落ちじゃん! そう言いたくなる気持ちはわかるが、実際読んで…続きを読む