学校のデッドリー怪談

作者 ガッkoya

378

132人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

あらすじと序盤ですでに反則的な出オチなので、一発ネタかと誤認させられるのですが…。
その後の40分の1という高いのか低いのか微妙な確率で訪れる〝死〟を巡ってのメインキャラ達の皮肉に満ちたやりとりと、しっかり訪れるトンデモでコミカルなオチの繋がりと温度差が面白すぎる。
親しい人以外が死んでも反応に困るよな……というのは、特殊な生い立ちの主人公キャラでなければありふれた感覚だと思いますが、その描き方がウィットに富んでて好きですね。特に、嘘でもこいつは40分の4だと言えないのか、と主人公が苛立つところなど。
生々しく、ドライに描かれる盛り上がりと、それをぶち壊してちゃっかり伏線を回収するクライマックスとの温度差には戸惑う方がいるかもしれませんが、私はまだまだこういうのを摂取したいと思っています。

★★★ Excellent!!!

 ここまで感情を持て余す作品というのはあまり読んだ経験がないので少し困惑していると言うのが正直な感想なんだろうか。
 私はサドン崎デス男に対してどういう感情を抱けば良いのだろうか。この作品全体に流れる淡々とした雰囲気と垣間見えるサドン崎デス男の人間性、そしてそんな空気を張り詰めさせるホラー要素、読んでて振り回されるような作品でした。
 サドン崎デス男に対するこの複雑な気持ちにどう整理をつけようか、後10分くらいは食べ物が喉を通りそうにありません。

★★★ Excellent!!!

入学式の日、新たに高校生になった4人の男子は登校途中に怪談「40発弾倉のリボルバー」に巻き込まれる。

それは新クラスの40人の生徒のうち誰か一人が正体不明の銃弾で頭を撃ち抜かれるという怪談。この奇妙な怪奇現象のターゲットに選ばれてしまった4人――永露尚人、速山光汰、礼沢塔哉、サドン崎デス男……果たして凶弾に倒れるのは他のクラスメートか、それともこの中の誰かなのか……。

……僕はホラーとかあんまり詳しくないんで自信はないんですが、誰とは言わないけど、何か一人だけ明らかに絶対死にそうな名前の奴がいますね……。

いや、もうこれタダの出落ちじゃん! そう言いたくなる気持ちはわかるが、実際読んでみるとタダの出落ちじゃないのだ。まずサドン崎の絶妙なウザさを浮き彫りにする会話のセンス。こんなふざけた名前のくせにこういう一人はいたなと感じさせるさじ加減が本当に上手くて、気づけばサドン崎という名前にも違和感を覚えなくなるレベルになるから凄い。

それに突然死ぬのではなく見えない銃で撃たれる「40発弾倉のリボルバー」という設定によって、音を使って死の恐怖を煽る独特の演出。そして終盤で次々畳み掛けるどんでん返しの連続。キャラクターの名前から設定やストーリーに至るまでセンスの塊という感じの新感覚なホラーだ。

「◆第一の怪談 40発弾倉のリボルバー」はきっちり完結しているが、是非この調子で第二、第三の怪談も読んでみたい!


(新作紹介 カクヨム金のたまご/文=柿崎 憲)

★★★ Excellent!!!

ガッkoya節溢れる、思わずニヤリとしてしまうキャラクターや台詞回しが流石!
「殺意の高い怪談」が登場人物たちにいかに襲い掛かるのか、不穏極まりない先行きから目が離せない。人間関係も今後面白くなっていきそうで楽しみ。
ところでサドン崎デス男の名前に違和感がなくなりつつあるのが怖い。