モキュメンタリーという言葉を本作で初めて知りました。
モキュメンタリーとは、
まるで本当のことのように制作されたフィクションです。
私は途中から読み始めましたが、
最初は本当にカクヨムで起きているトラブルなのかと、
信じてしまいそうになりました。
しかし本作の醍醐味はジャンルの特殊性よりも、
その本文のサスペンス性あふれる表現でしょう。
実に巧くて魅力的。
ついつい作品世界に引き込まれてしまうのです。
個人的にはキリシマカイトの星三つへの執着心が、
ユーモラスかつホラーで、面白いです。
ありきたりな小説に飽きた人に、
お勧めの刺激的な作品です!