じょーもん

読んでいると、隣でブツブツ囁いているような、そんな錯覚に陥りました。 その声は、色で言ったらグレー。 まるで、ホワイトノイズか、雨音のように、心地よく染み入りました。 内容も興味深…続きを読む

読みながら、この主人公は私だ、と思いながら読みました。 そして、それと同時に、ここにいて、小説を書いているあなたも、智子なのだと思いました。 なぜ書くのか。 執筆は孤独なのに、 …続きを読む

一話ごとはとても短いのに、どちらにも不思議な清涼感が漂っていて、読後にしんとした余韻が残ります。 海辺の怪談めいた優しさと、美術館の闇に潜む透明な怖さ。まるで違う題材なのに、共通す…続きを読む

静謐な筆致で描かれた、ある側面から眺めた人類史。 静かに、けれど確かに胸を打つ――そんな読後感が残ります。 手を伸ばして、すべてをつかみ取れると思っていた。 だけどこの物語は、私…続きを読む

最近、「読書は摂取だなぁ……じゃあ、執筆は排泄か……」と考えてたところで、この文章を見付けました。 あー、やっぱり排泄行為でした。 では、それでも美しく排泄しましょう。 まあ、…続きを読む

一つ創作論を開けば、芋づる式に次々とオススメに上がる創作論。 読むたびに「今の私のままじゃダメだ」「変わらなきゃ、テンプレ通りにできなきゃ底辺だ」と、どんどん追い詰められていきまし…続きを読む