「ブリキ屋さん」こむらさき

巨乳:主人公はGカップです。


黒人:Gカップなら仕方ないな。

 二番槍。こちらもスピードが速い速い。

 全文から田舎の悪い部分・嫌な部分が伝わってきて、都会派プリンセスの私はそれだけで恐ろしかったです。途中、異常者でもなんでもない人がさらっと異常なことをしてるのを吐露したり。しかもそれが複数回あるんですよ。いやあ気持ち悪いですね(褒めてる)

 少し残念だったポイントとしてはラストの電話がかかってくるシーンでちょっと何が起こってるか分かりにくかったところです。もう少し説明的でも解説を入れた方が良かったかもしれません。

 結局誰が何の目的でやってるのか、果たして生者か亡者かも分からない、気持ち悪い後味は大変良かったです。


人外:疾い怖い。執筆速度がホラーですよ。流石に特攻隊長は違います。

 本編については本州の田舎の怖さみたいなのが新鮮に感じました。

 北海道キャラで田舎男子として売っている僕ですが、北海道の田舎なのでこういう雰囲気がしっかり理解できなかった……。内地の田舎おっかないですね……。

 それはそれとして王道の一本って感じでした。速度を活かして真っ直ぐなやつをまず一本とっていく。仕事人スタイル。

 オチも正統派パターンだなって思ったんですが、多分あと1000~2000文字でひねりの効いたオチが出てたら最高でしたね。

 ただこれはこむらさきさんが強くて、僕自身がホラー大好きなので言っただけで、この状態でも相当良質です。

 ホラー初めてってマジです? 言われてみれば確かに見たことなかったんですけどマジです?

 例によって人間描写が秀逸なのでインターネット狂人を使ったサイコホラーとかやると、ロサカンさんの書く湿度高い狂人サイコホラーとまた違うタイプの狂人サイコホラーが供給されそうで僕に良しですね。



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