「ファラリスの焔」偽教授
黒人:寒いの次は暑いときたか。とにかく文章が異常にうまい偽教授さん。これ好きです。
目が覚めたら見覚えのない部屋に閉じ込められていて理不尽な目に遭わされる、これ自体はかなり良くある設定で「SAW」系列だと思うんですけど、非常に筆力が高いのと、実際熱中症の症状を正確に描写しているのでチープじゃないんですよね。
ホラーって自分は絶対こうなりたくない、と受け手に思わせたら勝ちなので、勝ちですね。
オバケも殺人鬼も出てこないけど真の恐怖小説だと思いました。
人外:話の動きが少なかったのが不満点でした。
死刑執行中脱獄進行中みたいなテンションで間をもたせたり、あっと驚くオチがあったり、そういうのがないと恐怖感が出ないと思います。
主人公のことがわからないまま話が進んでいってしまうのでいまいち読んでても首を傾げる事が多かったです。
自分の趣味とは異なっていました。
巨乳:よくわからない内に密室に閉じ込められて酷い目に会うシリーズ。
僕はこれ系はSAWだ!!!となるくらいにあまりホラーを嗜んでいないのですが、これは本当に目的も何もかも不明でただ男が部屋の中で茹でられていくお話です。
幻覚が出てきてもちゃんと幻覚と認識してる程度の正気を保ちながらこんな状態でいるのは地獄でしょうね。
自分がこんな目に遭ったらたしかに怖い…そんなホラーでした。
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