「マゴット」綿貫むじな
黒人:皆さんは虫です(n回目)
題名のmaggotから予想はついていたんですが案の定そういう超絶気持ち悪い展開が待ってました。ほんとやめてよね!(褒めてます)
表現力が豊かすぎて、読んでる間サカナ女の悪臭が漂ってくるようでした。
あとまあ特筆すべきはアレを背中から摘出するシーンとかほんとにもう……読むブラクラ。
そういう感じで脳天から爪先までとても気持ち悪い小説だったのは称賛に値するんですけど、唯一残念なのは最後の章ですね。これはない方が良かったと思います。
エメリッヒ版ゴジラのような終わり方ですが、この話のウリはモンスターパニックホラーではない(と個人的には感じた)のでこの章があることによってチープな印象になってしまいました。
人外:駆け込んできましたねむじなさん!!!!
ですが初手魚顔と悪臭で帳消しです素晴らしい!!!!!
飯食った後に講評読んでよかった!(褒め言葉です)
いやこれはいいですねえ~~~~~~!
堂々たるモンスターパニックで!
単体としての完成度も高いんですが神話的な風味も有って限りなくいい!
非常にいい!あ~非の打ち所がない!
最後に主人公もよく頑張った! 仕方あるまい死ぬしか無い!
君の命は輝いたぞ! この作風としてはビシッと完成しているのでいいと思います!
巨乳:マゴットいえばSlipknotですよ。ではなく、もももでもおなじみのたぬきさん。
綿貫むじなさんといえば、宇宙や近未来アポカリプスを舞台にした話や、ファンタジーのイメージが強いのでホラーは珍しくてわくわくしながら読みました。
異常者の描写がとてつもなくうまいですね。魚顔のアレな方という部分で個人的な謎の加点が有りました。
見た目もやばいのですが、行動様式もちょっと強いメンヘラの理屈で「ひゅーーー」とワクワクしながら読み進めました。
前半はメンヘラ激ヤバ狂人ホラーという感じなのですが、後半でガラッとスピーシーズ的な生き物が出てくるホラーになってくるので和製ホラー映画とハリウッドのホラー映画を融合したような作品になってますね。
ここら辺は好みの問題なのですが、個人的には狂人ホラーに振り切ってもよかったかなーと思います。
この作品のめっちゃ好きなところは蛆虫女がさりげなく主人公を名前呼びするシーンですね…。そこが個人的に一番ゾワッときました。ショウくんじゃあないよ…。
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