各作品の講評(自分のところだけでなく全部読みましょう)
「いっしょに遊ぼう」大澤めぐみ
黒人:一番槍ですね、とんでもない速さです。はえーよ!まずそれが一番のホラーです。
最初文体で「これは異常者の認知歪んだ系のホラーかな?」と思ったりしたんですけど読み進めるうちこの文体にはもっと切ない理由があるということが分かりました。
この主人公もおじさんも、自分の力では生き方を選べなかった人のようなんですけど、おじさんは悲壮感を持って生きているのに対して主人公は意外にも幸せそうなんですよね。
「こういう」女の子は「こういう」生き方するしかないのか。
怖くない、悲しくないというのは果たしていいことなのかどうか。
色々考えさせられる後味の悪さでした。
舞ちゃんに幸あれ。
人外:正直めっちゃ性癖にぶっささりましたね。
白痴の少女良いですよね。
審査員に手をあげたすぐ後にこれが飛んできたので悲鳴を上げました。
これは僕の偏見なのですが、間違いなくこの主人公の少女はツインテで乳がでかいと思います。
この作品の主人公は間違いなく悲惨で不幸なんですけど、それを感じる知性も無いので悪意も善意も感じ取れずに受け流しちゃうんですよね。
そんな彼女は間違いなくそこにいるはずの恐怖を認識しているはずなのに、それに対して何かを思うこともなくぼんやりと忘れていく。
彼女に関わっている人間には、善であれ悪であれそれぞれに何某かの思いあるいは打算がこもっているはずなんですが、この女の子には何しても響かないんでしょうね。
多分殴られて犯されて山奥に捨てられても、どこか他人事みたいな感じの虚しさが残るタイプですよ。
大澤先生の「清潔なしろい骨」に出てきた女の子と経過は違うんですが結果は近いみたいなところがある気がします。
陰鬱なベッドタウンホラーって感じでドロっと濁った素敵な作品でした。
巨乳:最初はなにかロストした方のお話かと思っていたけれど、そっちではなかった。
嫌な予感が終始漂う中、人生詰んだおじさんが現れて、サラッとずるずるの死体が現れて窮地を救っておじさんと遊ぼうとする舞ちゃん…。一番舞ちゃんが怖いよ!!!となりました。
舞ちゃん、多分このお化け屋敷で適当な人に孕まされた子供を産み捨てするでしょ(最悪には最悪を重ねる幻覚)
大澤さんの描くどうしようもない積んだ人たちのどうしようもない状況で少しふんばろうとするおじさんがめっちゃ好きです。あと、舞ちゃんは多分低身長スレンダー巨乳。間違いない。
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