概要
300年の時を越えて――少年よ、魔神を殺す修羅となれ!!
明神暦・五八〇年。人間は、魔神「厭天王(えんてんおう)」と、その眷属である魔族たちによって滅ぼされようとしていた。最後に残った都も、魔神の軍勢の侵攻によって壊滅寸前である。そんな中、天下最強の剣術流派「鬼界天鞘流(きかいてんしょうりゅう)」の後継者である少年・澪丸(みおまる)もまた、人間の存続をかけて魔族と戦うが、力及ばず返り討ちにされてしまう。
倒れた澪丸の目に映るのは、崩壊する都と、血を流す人々。万策尽き、もはや人間は滅びるしかないと思われた、そのとき――澪丸の家系に代々伝わっていた、「常磐(ときわ)たる勾玉」の力が発動する。それは、持ち主を一度だけ過去に飛ばす力を持つ代物であった。
澪丸は思考の末に、「三〇〇年前」への時渡りを願う。それは、かの魔神がまだ一体の魔族に過ぎない時
倒れた澪丸の目に映るのは、崩壊する都と、血を流す人々。万策尽き、もはや人間は滅びるしかないと思われた、そのとき――澪丸の家系に代々伝わっていた、「常磐(ときわ)たる勾玉」の力が発動する。それは、持ち主を一度だけ過去に飛ばす力を持つ代物であった。
澪丸は思考の末に、「三〇〇年前」への時渡りを願う。それは、かの魔神がまだ一体の魔族に過ぎない時
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