第11話 ここは何処? 私は誰? (1)

「うっ、ううう……いててててぇ……」


「はぁあああああっ? 何が痛いんじゃお前わぁあああああっ? 俺らを舐めとるのかぁあああっ! あぁああああああっ!」


 ううう……。何か良くは解らんが、儂の身体中が痛くて仕方がない……。


 多分この儂の身体中の痛みは、誰か? それも複数の者達に殴る蹴るの強打を受けた後の痛みと良く似ているよ。


 でッ、辺りを見渡すと──。


 複数の人影が、儂の目に映ったから


「うっ、い、痛いてぇ、ええええええって! お前らこそ何を訳解らんこといよんなぁ? 儂に殴られたいんか、わりゃああああああっ!」


 儂も負けずに目に映る人影に対して、怒号を放ってやった──。


 儂自身憤怒して仕方がない。


 だから、怒りをあらわにしながら荒々しい口調で暴言を吐いた。


「はぁあああっ!お前、誰に向かって、ものを言うちょるんなぁあああっ! 健二──。俺ら上のもんに喧嘩を売ってくるとはええ度胸じゃ、これからしばいちゃるけん覚悟せいやぁああああああっ!」


「はぁああああああっ! 誰が上のもんじゃあああっ! 儂ら年配者を馬鹿にしよって、くるならきてみいやぁあああっ! くそガキがぁあああっ! 儂が返りうちにしちゃるけぇえええっ!」


「はぁあああっ! 何がクソガキじゃあああっ! 誰が年配者じゃあああっ! わりゃああああああっ!ラリっとんかぁあああっ! 訳解らん事を言うなぁあああっ! 今から健司しごうしてやるけぇの──。分かったかぁあああっ! 覚悟せいよ、わらぁあああっ!」


 儂の怒号を聞いた複数の人影は、売り言葉に買い言葉と、言った感じで、儂の放った怒号と暴言を聞き終えると──。


 目上の儂をガキ扱いして、暴言を放ってきたは、憤怒しながら荒々しい口調で……。


 その後は刹那じゃ……。


 また年寄りの儂相手に、複数で蹴っりにかかってきた──。




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