第69話 ビックリしたな? (67)

 まあ、とにかくその女子!!


 声を大にして叫んだ──ヤンキー娘だけれど。大変に嬉しそうな顔をしながら俺を褒めてくれたよ!!


 それもさ、べた褒め!!


 だってそのは猫のように目を『クリクリ』としながら嬉しそうに俺を見るんだよ。自身の『クリクリ』とした大きな目をハートマークにしながらね。


 特にさ、このヤンキー娘は俺が最初に声を掛けた時から。俺自身も目をつけていたんだよ!!


 だってその女子娘」の容姿ときたら。薄っすらと脱色した茶色の髪色でね、あの当時流行ったカマちんカットで、猫のような大きな目をした大変に可愛いだったんだよ。


 う~ん、まあ、昔の話しだけれど……。


 まあ、とっ、とにかくね、ヤンキー娘達と話しをしている最中も度々目が合うというか?


 きらめく物があったというか!? (笑)


 何となくだけれど?


 俺にまさかこいつ? 気があるのでは?


 と、何度も思っていたんだよ!


 だから今の俺を褒める言葉を聞いて──!!


 コイツ頂き──と思ったんだよ。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る