第68話 ビックリしたな? (66)

「えぇ、えええええええええええええっ! もしかしてあんたがぁ、ああああああっ!山田じゃったぁ、ああああああん?」


 先程俺達に『二中の山田ってしらん?』と訊ねてきたヤンキー娘女子が声を大にして叫んできたよ。


 本当にさ、ゲームセンターゲーセンにいる皆が此方を注目するくらいに。大変に大きな声だったと覚えている。


「えっ? あああ、多分俺じゃと思うけど? どうかしたん? 」


 俺はね、声を大にして叫んだヤンキー娘女子に、不思議そうな顔をして訊ねたのだけれど?


「いや、あのね? うちの知ってるがね、『うちの学校の三年に山田っているんじゃけどね? その男子が本当に恰好ええんよ!』と、言っていたんよ? ……う~ん、ほんまにそのの言う通りじゃね! 本当にあんたぁ~恰好ええねぇ~!」


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