　儂は自身は、今オヤジ狩りに逢っている最中……。

　では、ないような気がする？

　先程も脳内で思うたが、この部屋の飾りや作りは、儂自身が何処かで見たような記憶がある。

　う～ん、一体何処で見たのだろうか、この部屋？

　えぇ～と？えぇ～と？どこだったけぇ～？

　儂自身は薄れる意識の中で、冷静に部屋の中を見渡して、思案をする事が出来たのだよ。自分自身が不思議になるくらいにね。

　だってさ、儂自身の記憶の奥底にある、この部屋の作りと家具や飾り……アイドルのポスター等記憶の奥底から手繰り寄せたら。

『えぇええええええっ！うそだろぉおおおおおおっ！』

　儂は絶叫を上げそうになった。

　だって、とある女性アイドルのポスターを見て正直驚いたよ！？

　そのポスターが今時の、平成のアイドルグループのポスターではないのだ。

　おじさんが若かりしの昭和と呼ばれた時代の頃のアイドルのポスター！

　う～ん、確か？

　名前は、中〇明〇とかいった名前だったような気がする？

〈ガァ～ン！ガァ～ん！〉

〈ドォ～ン！ドォ～ン！〉

「ううう……。いてぇええええええ……」

　部屋の壁に貼られているポスターのアイドルの名前を思い出した所で、また、複数のガキからの連続の足蹴りが、儂の体中に強打されるのだよ。

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