第13話 ここは何処? 私は誰? (3)
それにこの部屋の景色も何処かで見覚えが……。
『一体何処だったけ~』と、儂自身の頭を捻りながら思案をした。
「うぉおおおおおおっ! こいつ上のモンに逆らいやがったぁあああっ! 浩二の目を直接狙て、殴ってきちょるでぇえええっ! もうゆるしゃせぇええええええん! こいつ半殺しにしちゃるけんのぉおおおおおおっ!」
〈ドォオオオオオオン!〉
〈ガァアアアアアアン!〉
「うわぁああああああっ! 痛ぇええええええっ!」
「痛いじゃないわぁあああっ! このクソガキ──! わりゃああああああっ! お前だけは絶対許さん──!」
「おおおっ! 健二だけは、絶対にゆるしゃああああああっ!せぇええええええん!」
〈ドン! ドン! ドン!〉
〈ガン! ガン! ガン!〉
「い、痛ぇえええ……。痛ぇよぉおおおっ! 本当に……」
〈ガンガン〉
「ほら! ほら! ほら! クソガキがぁああああああっ!」
〈ドガン! ドガン!〉
「うぐぅ……。げほ、げほ、し、死ぬ、死んでしまう……。このままだと……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます