第90話 ビックリしたな? (88)

 すると女神様の可愛いお口から。

「ブゥウウウウウウッ! 外れぇええええええっ! (笑)」

 笑い交じりの声と回答が一緒に、俺の耳へと聞こえてきたから。

「ええええええっ! うそだろう女神様?」

 俺は直ぐに女神様に訊ねかえしたんだよ。

「いや、本当だよ……あんな出来の良い兄貴と一緒にしないでおくれ……」


 う~ん、今何だか?


 女神様の顔に曇りといか?


 陰が入った気がする?


 まあ、一瞬だけどね……?


 う~ん、それとまさか、女神様は?


 兄のクロノス様とは、余り仲がよろしくないのかも知れないね?


 と、思ったから二度と俺の口から女神様の兄上の『クロノス様』の名前を口に出さないようにしようと心に固く誓った。


 まあ、俺はそう思うと、「ごめんね、女神様……名前を間違えて……」と、謝罪をしたんだよね。それも心から悪いな? と、思ったんだ。




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