第4話 儂は驚愕したよ!(2)

 でッ、先程儂が述べた通りで、ガキの頃の儂の目に映る物は、今テレビに映る歌番組の10と、中で歌を唄っている、横◯銀◯の人達……。


 それと、テレビ番組を嬉しいそうに見ながら、ビールを飲む若かりしの家の親父の様子なのだよ。


 う~ん、でものぅ?


 儂が辺りを見渡し確認をしても──。


 例の女性……。


 そう、紅の髪色した、美しい女神様の姿がない。


 だから儂は、紅の髪色した女神様を探すために、ついついと傍から見て、挙動不審に見えてしまうような様子で、頭と目を動かしてしまうのだよ。


「……ん? どうした、健二? 何か探し物か?」


 う~ん、やはり、儂の挙動不審な行動が気になるのか?


 若かりしの家の親父が儂に声をかけてきたよ。


「い、いや、何でもないよ。何でも……?」


 まあ、こんな感じで声を返してたよ。


 う~ん、それにしても、女神様は何処にいったのだろうか?


 俺はやはり少し気になるから、家の親父に。


「お、おとうちゃん、今日何か変わった事はなかった?」


 まあ、こんな感じで可愛らしく訊ねたよ。


 だって、今この時点で、儂が今何歳なのかまでは確認ができないから、こんな感じで可愛らしく声かけてみた。


 まあ、本来ならば、今儂の目の前でビールを飲む親父よりも、ガキの儂の方が中身は年上なのだが……。


 まあ、儂の実の親父だから可愛いらしく振舞ってやる事にしたよ。




 

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