概要
こっちの方へ精神をねじ曲げれば扉が開くよ【書籍発売中】
【2020年8月に文芸社より出版、2021年11月重版しました】
“優しい看護師”を理想に掲げる男性看護師の加藤白夜(23)。
転職した先は「一条家」のお邸――その専属看護師になることに。
精神病を患う一条瑠璃仁(19)は言う。
「三次元の肉体・精神を壊せば四次元の感覚を手に入れられる」と。
“優しい使用人”を使って開始される人体実験。
健康だった使用人達に、次々に奇妙な精神症状が表れ始めてしまう。
邸の住人の凄惨な光景を前にして白夜は悩む。
俺の行く道は――?
※この話はフィクションです。病名はすべて架空のものです。
☆『四次元の箱庭』の続きの世界
『一条家の箱庭』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885606536
『愛長医科大医学部 ミステリー
“優しい看護師”を理想に掲げる男性看護師の加藤白夜(23)。
転職した先は「一条家」のお邸――その専属看護師になることに。
精神病を患う一条瑠璃仁(19)は言う。
「三次元の肉体・精神を壊せば四次元の感覚を手に入れられる」と。
“優しい使用人”を使って開始される人体実験。
健康だった使用人達に、次々に奇妙な精神症状が表れ始めてしまう。
邸の住人の凄惨な光景を前にして白夜は悩む。
俺の行く道は――?
※この話はフィクションです。病名はすべて架空のものです。
☆『四次元の箱庭』の続きの世界
『一条家の箱庭』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885606536
『愛長医科大医学部 ミステリー
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!繊細な言葉の中に強さ溢れる
繊細な詩や、表現の中にも力強さを感じる作品です。
物語を引き立てる言葉、情景を思い浮かべさせてくれる詳しい背景の表現
読んでいてお庭の世界に引き込まれていくようでした。
文章ひとつひとつに、その場面のイメージが鮮明に、まるで自分がその場にいるんじゃないかと錯覚させられるほどです。
相反する二人の精神科医、そして二人の看護師の関係性もまた奥が深いです。
何が優しさなのか、優しさとは何なのか、何を持って優しさだというのか、それを追い求め、時に苦しみ悩み、壁にぶつかりながらも「優しさ」を追い求めていく主人公。
人の心に寄り添うことの難しさを、様々な表現で読み手に訴えかけているように感じまし…続きを読む - ★★★ Excellent!!!簡単な物語ではないけれど、とても丁寧で手がかけられている作品です
お邸内の相関図も病院内の人間模様もとても魅力的で、またそれを引き立てる舞台(装飾、照明、音響…)の描写も丁寧で、世界の構築が見事だと思いました。
丁寧さで言うと特にキャラクターの所作が「読み手のイメージ任せ」にされない安心感があり、かといって説明過多でくどくもなく、引っかかることなく読み進められて快適でした。
取り扱う題材は難しいうえに不気味に感じとれるようにサーブされていますが、難解で縁遠くならないような配慮も徹底されているように感じられます。誰が読んでもワケワカランにはならないのではないかな。
相反する振る舞いを見せる二人のドクターへの脳内評価が逆転させられる瞬間があり、その驚きと納得…続きを読む