概要
僕は、幽霊が見えるってだけのただの男の子だ。
運動が苦手で、勉強も苦手。好きなことは、死んだおじいちゃんが残してくれたおもちゃ屋さんにあるおもちゃで遊ぶこと。
一人で?いや、違う。僕の友達の幽霊と。
人間の友達が出来ない『ぼっち』の僕は、毎日、三人の幽霊と遊んでる。そんなある日のこと、『レイ』という名前の男の子の幽霊が現れた。
※幽霊や妖怪などに関して独自解釈あります
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人のことを少し好きになれる物語
幽霊が見える少年というと児童書では王道ではあるけど、本作には間違いなく他の作品にはない魅力が数多くある。
例えば主人公のユウは幽霊が見えることを周りからからかわれたりしていて友達もいない。それなのに本人は幽霊の友達がいるため、そのことを特に気にしていない。
ぼっちであることは深刻な悲劇として扱われることが多いなか、この描写は何気に新鮮で、そのおかげで安心して読み進めることができる。
そして、この安心さに拍車をかけているのが幽霊三人衆。とにかく、この三人のキャラが抜群で何が起きても、この三人にかかればシリアス展開も一瞬でコメディにしてしまう。
そのほかの登場人物も一人残らず魅力的で決し…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ともだちが幽霊だっていいでしょ、だって面白いんだもん!
小学六年生のユウくんのあだ名は「ぼっち」。
いつも一人で遊んでいることが多く、さらには誰もいない空間に話しかけ、笑い、ツッコミを入れ、ぼっちでも愉快にやっている。これぞ究極のひとり遊び!!
……に、周りには見えるのですが、このユウくん、実はひとりで遊んでいるのではないのです。彼、みえる子でして。幽霊のお友だちが三人いるんです。
と書くとホラーだ、とりつかれてるんじゃ、と心配になってきますが、ぜんぜん違います。
個性爆発。このおばけ三人衆、見た目はお化け屋敷のエキストラみたいですが、ユーモアたっぷりなんです。粋な姉御は頼りになる仕切り役、最強のお侍さんはちょっとドジだけど義理堅い、チンピ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!おもしろかったです。続きが出たら、またよみたいとおもいます
どくしょかんそうぶん
あまじょう ゆき
あたちは、この夏、『ぼっちのユウ』と『ひとりのレイ』という本をよみました。
その中で、『あやかおじょうさま』という人が気になりました。
あやかおじょうさまは、からだがよわくて、外であそべません。
いえの中でも、テレビもゲームもできません。
ベッドの中で、本をよむか、べんきょうするか、というまい日です。
まるであたちのことのようで泣けてきます。よよよ。
(ん? 今、『おまえは野生児だろ!』と言った男子! あとで泣かす!)
そんなあやかおじょうさまは、ひつじ(執事)のながおかさんからもらったぼうえんきょうで、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!友達を見つけた夏!
小学6年生の主人公宝地悠宇くん、通称「ぼっち」くんは、幽霊の見える子どもです。
運動も勉強もちょっとずつ苦手な彼は、お友達らしいお友達がいません。
いえ、大人の幽霊友達はいるんです。
だけど、人の友達がいなくて……。
ぼっちくんは、どちらかというと内向的で、物事を客観的にとらえられる子です。
ちょっと前だったら、「おとなしい子」「大人びた子」で説明されるんでしょうが……。
今の時代、こういう子は「コミュニケーション能力が少し足りない」と言われたりして、なかなか難しいですよね。
ひとりで過ごすこと、というか、ひとりで過ごせる能力というのは年が上がるにつれて社会で必要になってくるのに、協…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ぼっちと呼ばれているけれど、幽霊の素敵な友達がいるんです!
学校では『ぼっち』と呼ばれていてひとりきりなユウくん。
けれど、放課後になれば、ユウくんには一緒に遊んでくれる個性的な三人の友達がいるんです!
……全員が全員、幽霊ですけれど……。
そんな幽霊が見えるユウくんが出会ったのは、自分と同じくらいの幽霊の男の子レイ。
毎日、楽しく遊び、時には宿題を教えてもらって仲良くなる二人ですが、実はレイには秘密が……。
レイに隠された秘密とは果たして何か?
児童書にふさわしく、個性的でありながらも根っからの悪人はいない登場人物達が織りなす、ほっこりな友情物語。
気になる方はぜひ覗いてみてください~(*´▽`*) - ★★★ Excellent!!!『ぼっち』も『ひとり』も幽霊も、手をとりあえば友達になれる。
小学6年生の宝地悠宇は、友達のいない、ぼっち。
だけどそれは、学校の中だけの話。外には、彼を『ユウ』と呼んで一緒に遊んでれる仲間がいるのです。
その仲間というのが、派手なシャツ着てほっぺたに傷のあるチンピラ、時代劇に出てきそうなきれいな着物を着た姐さん。そして、落ち武者。
いや待て。そんなのと遊んでるなんて大丈夫なのと思った皆様、どうかご安心を。
この人たちは、みんな幽霊。そしてユウくんは、そんな幽霊が見えるという縁で、みんなと仲良くなったのです。
どうです、安心しましたか? えっ、幽霊なんて大丈夫なのかって? 心配ご無用。
幽霊と聞くと怖いイメージがありますが、別に誰かを恨んだり祟ったり、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!個性的なキャラ達が魅力の隠れた名作!
『ぼっち』とあだ名されるほどぼっちのユウには、友達がいる。それは三人の個性的な幽霊たちで。ある日、同年代の幽霊レイとも遊ぶことになり、すぐに意気投合したふたり+三名だが、レイには実は秘密があって……というストーリーです。
児童向けの作品ですが、大人でもとても楽しめます。
何よりも魅力的なのが、個性的な三人の幽霊たちです。
お松さん、べーやん、ザエモンの三名なのですが、もうすさまじい個性で。
死んだときの姿をしているのですが、もうさ、刃物が刺さったままとかですからね。
性格も個性的で、私は特にお松姐さん推しです。
レイの秘密っていうのも、作品のスパイスとしてとても良く効いていて。
全力で…続きを読む