放課後の掃除を押しつけられた清花。何とかしてあげると声をかけてくれたのは、幽霊の女の子でした。彼女の提案に喜ぶ間もなく、清花は幽霊に体を乗っ取られてしまったのです。
困り果てる清花の姿や声は、誰にも届かない……そう思った矢先にクラスメイトの怜央が話しかけてくれました。もとの体を取り戻すために怜央の協力は欠かせないのですが、人間嫌いな怜央は清花が一応生きている人間だと知って態度を変えてしまうのでした。
清花は無事に自分の体を取り戻すことはできるのでしょうか? 人間には塩対応なのに幽霊には優しい怜央を説得することはできるのか、ギャップ萌えに昇天しそうな作品です。
おどおどした性格の女の子清花は、ある日同級生に体育倉庫の片付けを押し付けられてしまう。
しかし片付け中に遭遇したのは七瀬という名の、女の子の幽霊。
七瀬は清花のおどおどした性格を直して、言いたいことをズバッと言える子になるよう協力すると言ってくれたのですが……。
その手段というのが、幽霊である七瀬が清花の体をのっとって、好き勝手するというもの。
こんなの望んでいた変化じゃない! 話が違う! 体を返して!
体を好き勝手使われるなんて冗談じゃありませんよ。
しかし清花は七瀬のかわりに、幽霊みたいな状態になってしまい、存在を認知すらされなくなってしまっていたのですけど……。
ただ一人、姿が見えて声をかけてくれた人がいたのです。
それはイケメンだけど人間嫌い、変人というウワサのクラスメイト、桐生怜央くん。
人間嫌いと言われている彼ですが、なぜか清花には不思議と優しい。
清花ちゃん、近くにこんな素敵イケメンがいてくれてよかった……と、思ったのも束の間!
清花が幽霊ではなく実は生きた人間と知ったとたん、怜央くんは手のひら返しの塩対応。
君は救いの王子様じゃなかったのー!?
幽霊に体をのっとられて、唯一状況を分かってくれた人は冷たい態度。
はたして清花ちゃんは、体を取り戻すことができるのでしょうか?
誰か彼女に、救いの手をさしのべてあげてー!
幽霊に体を乗っ取られた清花。
クラスメイトから頼み事を押し付けられ、心の奥でモヤモヤを抱えていた彼女は、出会った幽霊の女の子七瀬から変わりたくないかと聞かれ頷いた結果、七瀬が清花の体に入ってしまったのです。
体を追い出され、七瀬が自分の体で自由気ままに振る舞うのを見て困ってしまいますが、どうすることもできず。もちろん、体を追い出され幽体離脱みたいになった彼女は、誰かに相談するどころか気づいてもらうことすらできません。
と思ったら、気づいてくれる人が一人だけいたのです。
同じクラスのイケメン桐生くん。清花の姿が見えるばかりか、『人間嫌いの王子』なんて呼ばれて誰に対しても冷たい印象のはずの彼が、なぜか優しい。
大変な状況だけど、これは嬉しい。と、思ったのも束の間でした!
清花が幽霊でなく、生きた人間が体から追い出されたと知ると、その様子は一変。
冷たい態度をとられますが、清花からすれば唯一自分の話を聞いてくれる相手です。藁にもすがる思いで頼ります。
けどそもそも、幽霊に体を乗っ取られるなんてことあるの?
幽霊の見える桐生くんにしてもかなりのレアケースらしいですし、いったいどうしてこんなことになってしまったのか。
おどおど女子とツンドラ男子。なかなか噛み合わない二人にとって、体を取り返すのは、かなりハードルの高いことになりそうです。