「おい、お前あいつのメインヒロインらしいぞ?」「ふふっ、知ってる」
とある夏の日。
当時六歳の主人公である 水無月 彩人は山の中で偶然美少女 街鐘 莉里を見つけ滝に落ちそうになっているところを助けた。
それをきっかけに、二人は幼馴染となり家はかなり離れているがよく遊ぶようになった。
小中学校と別々の学校に行っていた二人だが今年から同じ高校に進学。
二人で仲良く登校していると、ある日学校で可愛いと噂の女の子たちを侍らせている男に莉里が告白されて。
「おい、お前こいつのメインヒロインらしいぞ?。」
「ふふっ、知ってる。」
そう言って、意味深に笑った幼馴染は何故か今日も彩人のところにいる。
えっ、お前達付き合うんじゃないの?
これは、本来出会わないはずの二人が偶然出会い、幼馴染となりやがて幸せになる物語だ。