概要
思えば、何かを諦め続けるだけの人生だった
何をしても長続きしない性分の作者が、始めては辞めてきたもの、始めることさえ辞めたもの、辞めるべくして辞めたものなどを列挙し、その理由を述懐する。カクヨムに投稿することだけは続けたい作者の、最後の逃げ道。ヨルシカの名曲『だから僕は音楽を辞めた』にインスパイアされた割に中身の薄い自分語り。
「だから僕はカクヨムを辞めた」あるいは「だから僕は生きるのを辞めた」というタイトルの章を書き上げるまで完結しません。
「だから僕はカクヨムを辞めた」あるいは「だから僕は生きるのを辞めた」というタイトルの章を書き上げるまで完結しません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!諦めるということは、それだけ積み上げてきたということ。
エッセイと聞いてピンと浮かぶのは、さくらももこの「もものかんづめ」である。
ベタな選択だと思う。どこの小学校にも置いてあるだろうし、ももこ先生の類稀なワードセンスと脱力する世界観によって、何度笑いが込み上げたことか。
どうして取り上げたかというと、このエッセイ集と共通するものがあると思ったからだ。
この作品は読んだ限りダウナーである。たくさんのものを止めたり、叶わなかったり、失敗したりしている。
しかし、文中にはコンテンツに対する熱意や思いが込められていて、ちゃんと積み上げた上で諦めたんだなと思えるのだ。
だからこそ読んでて不思議と前向きになる。諦めることは全てを無為にすることでな…続きを読む