カクヨム内を生き抜くためのサバイバル・マニュアル。ビート刻むような野次馬さんの視点と文体が、読んでいて心地いい。万人受けはしないかもしれませんが、ハマる人にはとってもハマる、概ねロックでちょっとキッチュな世界をご堪能あれ。
一癖も二癖もある意見にウンウンと頷いたり、え?!っと驚いたり。楽しく読ませて頂きました。 知らなかったこともたくさんあったので、勉強になりました。 あくの強いのがお好みでしたらぜひ読んでみて下さい。
本作の内容も深く共感を得られるものが多かったですが、個人的には近況報告タイトルの「釣りのように頑張る」というのが実に言い得て妙と言いますか来るときは来る。来ないときは来ない。逆になんでこれで来たの?ってパターンすらある運否天賦で評価が左右されすぎてる現状では、作家さんのモチベーションは保つ方が難しいですよね。それこそ釣りと同じでヒットの快感を知らない人は我慢できず撤退してしまう……うーん……
カクヨムユーザーは今年一月時点で10000人突破していたとカクヨムblogに書いてあるから、現在はもっと多いのだろう。 足掻いてもがいて切り開こうとする作者の姿が、読んでて心に響いた。「謙虚系ユーザーが受け入れられやすい、だが自分はそれに染まらない」等、作者なりの考察と行動があって一進一退する当エッセイ。なるほど、と思いつつ、ゆったり読ませてもらいました。