概要
生き神クマリと潮満珠を持つ女子大生、常世と現世を行き来し世界を守る!
大学生の葵は、ヒマラヤの小国・ゴルカナで処女神クマリに出逢う。
この国では三歳過ぎの少女から生き神が選ばれる制度が、今も続いているのだ。
クマリの裏の仕事は、「常世」という別世界へ赴き、人の負の感情を食べて増殖させる「アリ」を間引いて、世界が悪意に満ちないよう調節することだという。
巫女であった幼少時に潮満珠を授けられていた葵は、クマリから「塩の雨を降らせる力でアリ退治に協力して欲しい」と持ちかけられるが。
少女たちが人知れず世界を守ろうと奮闘する、現代ファンタジー!
この国では三歳過ぎの少女から生き神が選ばれる制度が、今も続いているのだ。
クマリの裏の仕事は、「常世」という別世界へ赴き、人の負の感情を食べて増殖させる「アリ」を間引いて、世界が悪意に満ちないよう調節することだという。
巫女であった幼少時に潮満珠を授けられていた葵は、クマリから「塩の雨を降らせる力でアリ退治に協力して欲しい」と持ちかけられるが。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!異国の地で、私は運命をも超えていく!
日本で暮らしていた主人公の少女は、神社で奇妙な面を付けた人物から玉を、それぞれの両手に貰う。このことで、主人公は塩の雨を降らせたり、止ませたりできるようになった。
大学生になった主人公は、クマリという現人神を祀る国・ゴルカナを訪ねる。クマリとは、幼女の内にある儀礼を受けて現人神になる者を指す。クマリは血を流すとその資格を失い、次の幼女のクマリの選定に入る。そんなクマリたちはかつて、クマリの資格失効後に、辛い人生を歩んでいた。日本で言う来訪神である主人公は一日クマリとして、元クマリの女性から案内され、現・クマリと出会う。
クマリは現人神として人々の安寧をもたらす一方で、人知れず異界で蟻と…続きを読む - ★★★ Excellent!!!現代社会に通じる、ヒマラヤ×日本神話ファンタジー!
またあの夢だ。人が登れないような高い山と鏡のような湖、そして赤い服の少女――。
ヒマラヤ〈雪の家〉にある国・ゴルカナ。
幼き頃、龍神に舞を認められ、潮満玉と潮干玉を授けられた葵は、大学二年生になりゴルカナへ訪れる。
訪れた村では、ちょうど〈クマリジャトラ〉という、クマリが行なう祭りが明後日に控えていた。
ゴルカナでは隣国ネパールと同じく、「クマリ」と呼ばれる三歳程度の幼女が選ばれ、初潮を迎えるまで任に着く。
旅人の葵は「一日神様」として、その祭りに参加することになった。
しかし、葵が選ばれた本当の理由は、潮満玉と潮干玉を持つことだった。
秘匿されていたクマリの仕事。
その内容は、負の感…続きを読む