概要
君が望むなら、僕は必ず迎えに行く。だから、待ってて
「これからは、この子が虎月堂の跡取りや」
京都の老舗茶舗「虎月堂」の跡取り娘として育ってきた虎月葛葉(とらつきくずは)は、ある日祖母が連れてきた腹違いの弟にその座を奪われる。
「私は待ってるだけのお姫さまなんかにはならない。自分の力で、私なりの生き方を見つけてみせる!」
そう誓って家を出た葛葉は、東京でキャリアウーマンとして奮闘する日々を送っていたが、
ある日突然、祖母の腹心である幼馴染、郁島蔵王が現れた。
「私を京都に連れ戻しにきたの!?」
同時に舞い込んできた、茶道の家元との政略結婚に強く反発する葛葉だったが、どうやら蔵王には別の意図がありそうで…?
ーーーーーー
自分らしい生き方を模索しながら、仕事に恋に奮闘するアラサー女子と、それを取り巻く人々の物語です。
折々で登場する、
京都の老舗茶舗「虎月堂」の跡取り娘として育ってきた虎月葛葉(とらつきくずは)は、ある日祖母が連れてきた腹違いの弟にその座を奪われる。
「私は待ってるだけのお姫さまなんかにはならない。自分の力で、私なりの生き方を見つけてみせる!」
そう誓って家を出た葛葉は、東京でキャリアウーマンとして奮闘する日々を送っていたが、
ある日突然、祖母の腹心である幼馴染、郁島蔵王が現れた。
「私を京都に連れ戻しにきたの!?」
同時に舞い込んできた、茶道の家元との政略結婚に強く反発する葛葉だったが、どうやら蔵王には別の意図がありそうで…?
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自分らしい生き方を模索しながら、仕事に恋に奮闘するアラサー女子と、それを取り巻く人々の物語です。
折々で登場する、
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!与えられた宿命に抗う、”戦う女の子”の物語
こちらの作品はファンタジーものではないので剣も魔法も出てきませんが、主人公の葛葉は精神的に強く勇ましくたくましく、逆境と戦う女性です。幼い頃から苦難に耐え、自由を求めて”冒険の旅”に飛び出しますが、自分らしさを見失わず、捨ててきたはずの運命とも見つめ合うことができます。悩み苦しむシーンもあるものの、全体を通してみると彼女がとてもしっかりしていて、拝読していてストレスを感じませんでした。
幼馴染で初恋の人である蔵王も、確かに”腹黒イケメンに溺愛される”なんですけど、どこかさっぱりしていて、葛葉を表だって束縛することはなく、徹頭徹尾彼女を尊重してくれます。彼女を鳥籠の中に囲うようなタイプではない…続きを読む