【書籍化】淑女の鑑なんてしてる場合じゃないわ!あれ?これ結構快適ですね 糸加
公爵令嬢クリスティナ・リアナック・オフラハーティは、自分が死んだときのことをよく覚えている。
「お姉様のもの、全部欲しいの。だからここで死んでちょうだい?」
そう笑う異母妹のミュリエルに、身に覚えのない罪を着せられ、たったの十八で無念の死を遂げたのだ。
だが、目を覚ますと、そこは三年前の世界。
自分が逆行したことに気付いたクリスティナは、戸惑いと同時に熱い決意を抱く。
「今度こそミュリエルの思い通りにはさせないわ!」
わがままにはわがままで。
策略には策略で。
逆行後は、性格悪く生き延びてやる!
ところが。
クリスティナが性格悪く立ち回れば立ち回るほど、婚約者は素直になったとクリスティナをさらに溺愛し、どこかぎこちなかった兄ともいい関係を築けるようになった。
不満を抱くのはミュリエルだけ。
そのミュリエルも、段々と変化が見られーー
公爵令嬢クリスティナの新しい人生は、結構快適な様子です!
※こちらはweb版です。
※2022年2月14日 双葉社さんMノベルスfより加筆、改稿して第1巻発売。イラストは月戸先生です!
2022年8月10日 2巻発売!
※小説家になろう様にも同時連載してます。
※林倉吉先生作画のコミカライズは2023年3月10日2巻発売!
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目次
完結済 全82話
更新
- 1、私が死んだときのこと
- 2、なぜそこまでするの?
- 3、性格悪く生き延びてやる
- 4、お姉様と同じ色のドレスにしたいの
- 5、今回は譲れない
- 6、誤解させてしまったかもしれません
- 7、一重咲きの白い薔薇
- 8、少しでも時間を無駄にしたくない
- 9、これは公にできない話なんだけど
- 10、あのドレスも素敵だった
- 11、せっかく同じ色にしてあげたのに
- 12、こんなことは「前回」はなかった
- 13、他の誰かに見えるっていうの
- 14、お言葉ですが
- 15、特別な運命の特別な子供
- 16、わからないことだらけ
- 17、魔法がとけたような
- 18、あっさり手のひらを返した
- 19、すべてそこにあって当たり前のもの
- 20、ドーンフォルトも同じだろう
- 21、ドレス談義
- 22、傘の下の近さ
- 23、ウタツグミが羽を休めている
- 24、フレイア様のお茶会
- 25、招待状
- 26、ミュリエルの家庭教師
- 27、女主人を迎えては?
- 28、まったく満たされなかった
- 29、直筆の手紙
- 30、回廊の外
- 31、使者はしどろもどろに繰り返す
- 32、なんてことはもちろん全然思わない
- 33、半歩後ろに下がった
- 34、懐かしむ前に深い眠りに落ちた
- 35、お揃いのブレスレット
- 36、優美な歌
- 37、損得以外の理由で動く人
- 38、男爵令嬢と天才ピアニスト
- 39、兄をそっと応援
- 40、慰めているのかえぐっているのか
- 41、とっておきのワイン
- 42、墓石
- 43、お茶と事故
- 44、気が引けるどころではない
- 45、初歩の初歩
- 46、それはもう「魔」ではない
- 47、気持ち悪い
- 48、口元だけの笑み
- 49、もっと難しくしてもいいのよ
- 50、ブレスレットの効果
- 51、何かがおかしい
- 52、俺ばかり苦労している
- 53、本当に悪趣味
- 54、グラスを再び満たす
- 55、賢人会議
- 56、ドレスの色
- 57、ここは卒業を祝う場所
- 58、必要ない
- 59、天鵞絨の小袋
- 60、逆に見える
- 61、ヒースの花のような濃い紫
- 62、境目から水が染み込むように
- 63、こんなに退屈なところ
- 64、食堂が一丸となって叫んだ
- 65 、お前が『魔』か
- 66、もらったものが盾となり
- 67、十年前
- 68、シーラは本当にしつこい
- 69、いつも通り周りを困らせていた
- 70、『聖なる者』として認める
- 71、赤
- 72、走り出す
- 73、ものすごい自信ですわね
- 74、許してくれ
- 75、丸一日
- 76、盾と剣
- 77、くそじじい
- 78、素直
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