第27話 リノア・ユーリ それぞれの欲望

上位職寄生解放 2/50

成長促進    3/50

潜在職業覚醒  2/50

寄生距離延長  2/50

老化遅延    1/25

性的快楽増強  6/25

吸収率向上   2/25

親密上昇補正  1/25

残ポイント11


ステータスの説明によると

残ポイントは自由に振り分けできるが、1度決めてしまうとやり直しはきかないらしい。

現状の数値はレベルが上がった際、最も必要としていた数値が1つ伸びた結果だとか。


性的快楽増強が1番高いて…

どうなの。。。



リノア先生とユーリと3人で

どのポイントに振り分けるか話し合いが行われている。

ブランカにはまだ内緒だ。


「ふふふ、私は寄生距離延長より下で、性的快楽増強より上のが気になるの。」


リノア先生の目の色が変わっている…

つまり老化遅延が良いって言うてもうてるやん。

最年長であるがゆえに年齢のこととなると、目の色が変わるのだ。。。


「あら、私は1番伸びてる数値が私達に取って大切ってことだと思うわ。

まずはしっかり伸ばす事が大切じゃないかしら。」


ユーリは欲望に生きる女だ。

性的快楽増強に興味津々のようだ。

というか、それしか目に入っていない。。。


「ふふふ、ユーリはそればっかりね。

イオリ君の為を思って考えているのかしら?」

「あはは、あら、リノアほど焦ってはいないわよ。

みんなのお姉さんなんだから、もう少し余裕を持たないと。」

「ふふふふふ、あら私はみんなの働きやすい環境を考えてのことよ?

いつまでも綺麗に長く、イオリ君の為に働きたいわ。」

「あはははは、労働の後の対価が無いと、みんな、やる気がでないと思うけど?

言われなくても、私はイオリ君の為に長く頑張るつもりだし。」


普通は上の3つをメインに振り分けるはずなのに…。

この2人にはそんなつもりは欠片もない。


それどころか、知らない間にテーブルの下で足の蹴り合いが始まっている…。

もうこれは、仁義なき闘いが始まる前兆だ。。。


「ふふふ、ねぇ、ユーリさん。

たまにはお姉さんの言うことを聞いてもいいと思うわ。」

「あら、私利私欲でしか物を見れないリノアおばさんに大事な決定は任せられないわ。」

「おばさん!?だとぉ。

そもそも、私とあなたの歳は1つしか違わないわ。

それに私利私欲なのはあなたの方ではなくって?」

「あはははは、私は1年後からでも問題無いもの。

心にもお肌にもゆとりが大事よ。

ねぇ、リノアお姉ちゃん❤️」

「ぐっ、この野郎っ。

ねぇ、ユーリ。

先に老化遅延を最大まであげたら、もう後はあなたに全て任せるわ。

それでどうかしら?」

「あはははは、せめて半々じゃないかしら?

それ以上、望むなら夜の権利を貰わないと相談に乗れないわね。」


俺の意向は最初から聞く気も無いらしい。。。


「ふふふふふ、人が優しく言ってるうちに理解できないのかしら?

死んでしまったら、何も決められないのよ?」

「あはははは、なるほど。

ここでリノアが逝ったら、全部私が決めて言いわけね。」


この2人に任せてはダメだ。

もう欲望で頭がいっぱいになっている…

隠れステータスのこと言うんじゃなかった。。。


「ふふふ、そっか。

あなたとの長いお付き合いも今日でお別れね。

本当に寂しいわ。

表に出てくれるかしら?」

「あはははは、あら、奇遇ね。

私もそう思ってたのよ。

欲ボケババァの介護からやっと解放されるわ。」

「じゃかましいわ。このド変態がっ!

おまえのせいで性的快楽増強が1番上がってるじゃないのっ!」

「うっさいわ!

あんたも一緒になって貪ってただろうがっ!」

「ふふふふふ、早く死になさいよっ!」


そう言って火炎魔法(中)を乱発する。


「クックックックックックッ

あなたも学習しないわね。やっぱり馬鹿なの?

気配を消した私に当てられるかしら?

キャッ!落とし穴だと?」

「馬鹿はあなただったわねっ!

誘導されたとも知らずに。

ふふふふふ、後ろに来るのは分かってるんだもの。

土魔法(中)で落とし穴を作っておいたのよ。」

「この小癪なっ!」

「そーら、生き埋めにしてくれるわっ!!

後は氷で固めたら、2度と出てこないかしら。

ふふふふふ、化けて出てきても良いわよ。

浄化魔法で成仏させてくれるわ♪」



ブランカが騒ぎを聞き付けてやってくる。

「またあの2人、殺りあってるのね…

ねぇ、殺り合うごとに強くなってない?」

「ソウデスネ。。。」

「やっぱり実戦が一番かな。

私も早くあそこに混ざりたいわ。」


いやいやいやいやいや、混ざったらダメだよ!

混ぜたら危険だからね。

せめて、、、

せめて、ブランカだけは今のままでいて欲しい。

そう切実に願うイオリだった。。。



イオリ 11歳


職業:寄生虫LV11

擬態職業:プリーストLV8

熟練度:

寄生虫 LV11(404.96/1100)

プリースト LV8(288.48/800)

魔女 LV4(149.86/400)

医者 LV5(441.55/500)

諜報員 LV7(278.1/700)

格闘家 LV1(2.63/50)

寄生先:3(3/3)

親密度:リノア(91/98)

   ユーリ(84/91)

   ブランカ(57/86)

スキル:寄生 

回復魔法(微・小) 毒回復(小) 麻痺回復(小) 

速さ上昇魔法(小) 浄化魔法(小) 火炎魔法(小)

水魔法(小) 精神異常耐性 精神安定(小)

解熱(微・小) 人物鑑定(小) 職業偽装(小)

気配遮断(小) 格闘術+補正(小)


ステータス(↑プ+魔+医+諜+格+寄)

HP 133/133

MP 155/155

体力 78

力  64

魔力 133

精神 144

速さ 83

器用 92

運  89

寄生 20



上位職寄生解放 2/50

成長促進    3/50

潜在職業覚醒  2/50

寄生距離延長  2/50

老化遅延    1/25

性的快楽増強  6/25

吸収率向上   2/25

親密上昇補正  1/25

残ポイント11

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