概要
コロナに翻弄された高校生を描く連作短編集
――高校生はもっと怒っていい。
新型コロナウイルスが猛威を振るった2020年。
青春真っただ中の高校生の生活は翻弄された。
インターハイの中止を嘆く女子バレー部員、つながりが失われることを憂う生徒会長、遠くに住む片思い相手と会えないことを悲しむ女子生徒……
『自粛警察』や『9月入学論』も彼ら彼女たちの心をかき乱す。
急激に残酷に容赦なく変化する社会の中で、高校生たちが何を考え、どう過ごしたかを描く連作短編集。
各エピソードは基本的に1話完結です。
(小説家になろうなどにも掲載しています)
新型コロナウイルスが猛威を振るった2020年。
青春真っただ中の高校生の生活は翻弄された。
インターハイの中止を嘆く女子バレー部員、つながりが失われることを憂う生徒会長、遠くに住む片思い相手と会えないことを悲しむ女子生徒……
『自粛警察』や『9月入学論』も彼ら彼女たちの心をかき乱す。
急激に残酷に容赦なく変化する社会の中で、高校生たちが何を考え、どう過ごしたかを描く連作短編集。
各エピソードは基本的に1話完結です。
(小説家になろうなどにも掲載しています)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!コロナ禍に オモイ想いて 十重二十重 綴り編み上げ ヒトの間に間に
「『いま』ならでは」など生ぬるい。
『鮮烈』『繊細』それだけでもない。
此処に個々に確とあるのは『コロナ禍』という『いま』に晒されたそれぞれの生。
色褪せた風景
ささくれるココロ
それでも『いま』に息吹くヒト
希望の明日も
絶望の破滅も
どちらも僕らは見失い
さりとて今日は今日として
壊れた『いま』にまだ住まう
散りばめられたココロのカケラ
切り取り集めた景色の数々
一つ一つに『いま』映しつつ
重ね重ねて意味を成す
綾成す意味と素朴なオモイ
綴り編み上げ十重二十重
ヒトの間に間に
漂う『いま』とは。
◇コロナなんて関係ないと信じたかった僕らの物語◇
信じなくても
『いま』そこ…続きを読む