9■塩戦争再び1

 ヴェストラプラ卿が馬車に乗ると、そこには司教スティグソンがいた。


「失敗したようだな」


 スティグソンは言った。


「はい、あの男には無理でした」

「まあいい。これでストールグリンド伯爵領の領主が決まった」

「長男の方が愚かだと思いますが、大丈夫でしょうか?」

「愚かだが素直で使い勝手が良い。問題ない」

「は、猊下の仰せのままに」


 司教スティグソンは馬車から忽然と消える。

 ヴェストラプラ侯爵はスティグソンが消えた後の座席に置かれた紙の転移魔術陣を睨む。


「わたしにも早く、ディマ神の力を得られる日が来ると良いのだが……」



 司教スティグソンは次の瞬間、ストールグリンド伯爵領の城の使われていない倉庫にいた。転移魔術陣の描かれた小さな紙が床に置いてある。

 スティグソンは辺りの様子を伺い、誰もいないことを確かめて廊下に出る。そのまま、伯爵長男フランシス・フランセンの執務室へと向かう。

 その扉をノックする。


「スティグソンだ」

「おお、お入りください!」


 中から声が聞こえる。

 部屋に入ると男が立ち上がり、縋るようにスティグソンに近づく。


「おお、猊下。何処へ行っておられた!」

「まず一つ、願いを叶えたぞ。おまえの弟エーリク・フランセンは王都にて、ノシュテット子爵邸を襲い、まんまと失敗し警備兵に捕まった。貴族を襲い警備兵に捕まったのだ、死刑は免れまい。これで、このストールグリンド伯爵を継ぐのはおまえだ。数日もすれば王都から早馬が来るだろう」

「なんと素晴らしい。本当に願いを叶えてくださるとは!」

「次は、おまえがノシュテット子爵領を攻め落とすのだ」

「……しかし、父が友軍を従えても不可能だったことがわたしに出来るのでしょうか?」

「では、10年も毎年金貨1000枚の補償金を払い続けるのか?」

「いえ、それは……!」


 スティグソンは縋りつくようなフランシスを避けてソファに座る。

 フランシスもつられて正面に座る。


「おまえにはちょっとした策を授ける。前回の戦争のような最悪な事態さえ避けることさえできればよい」

「しかし、ヤツには【オークキング殺し】と【雷槌の魔女】もいます。やつらをなんとかしないと……」

「それについては別にわたしの方でもなんとかする。おまえは戦で父のような壊滅的な失敗をしなければそれで良い」



 ストールグリンド伯爵領外務長官トマス・トルネンは、伯爵代理としてノシュテットとの外交の矢面に立っていたため、お家騒動の渦中から少し離れた立ち位置だった。

 なんとか来年分の金貨1000枚の補償金を捻出しようと、内務官たちと相談しつつ頭を悩ませていたそんな時、伯爵の執務室へ呼ばれ、何事かと急ぎ向かう。


「父の仇をとるぞ。トマス・トルネンよ、ノシュテットの小僧に宣戦布告して参れ!」


 新しいストールグリンド伯爵フレデリク・フランセンはそう言う。


「なんと、正気ですか?!」

「正気だ。次は勝てる。いつまでもヤツに金貨を払ってなどいられるか! 勝って逆に毟り取ってやれ!」

「本気で勝てるとお思いなのですか……?」

「父を侮辱する気はないが、父を反面教師とすれば、快勝できずとも負けはしまい。数では圧倒できるのだ。他にも策はある」


 トマス・トルネンは最近城内をうろついている司教スティグソンを思い浮かべる。


「閣下はもしや、あの司教に誑かされているのではありませんか?」

「馬鹿者! 誰のお陰でわたしが伯爵を継げたと思っているのだ。猊下を悪く言うのであればその舌を切り落とすぞ!」


 トルネンは渦中にいなかったのでお家騒動の流れには疎かったが、司教スティグソンが次男を陥れられたという噂は聞いている。

 ここは従うしかあるまい。


「分かりました。ただ、その勝機があると仰る理由だけは、お聞かせ願えませんか?」



「どうもストールグリンド伯爵領の動きがきな臭くなってきております。新しいストールグリンド卿は兵を集めているようです。同じく、同盟のリッテングリンド伯爵領でも同じく兵を集めていると」


 ノシュテット商会クリストフは報告する。


「そうか、分かった。そろそろ帰ろうと思っていた頃だ。行って良いぞ」


 クリストフは礼をすると去って行く。


「懲りないのう」


 ソフィアは黒パンを齧りながらぼやく。


「ですが、勝機があるから動くのではないですか? 同じ愚を犯すのであれば、内部はともかく、リッテングリンド伯爵の協力を仰ぐのは無理があるかと」


 カロリーナは心配そうだ。

 確かに、同じ愚を犯すのであれば外部の賛同を得られないはず。


「カロリーナの言う通りだ。再度兵を挙げるとなると内部でも外部でもそれなりの反対があるはずだが……」

「それをひっくり返す策が向うにあると?」


 ソフィアはそう言って齧りかけの黒パンを手元の皿に置く。


「前回を反面教師にするくらいの知恵があれば、こちらは苦戦すること間違い無しだ。なんたって、五倍の兵力とまともに戦わないといけないんだから」

「今度こそ、フィアーグラン辺境伯の協力を仰ぐ必要がありますね」

「そうならないようにしたいけど、どうだろう。とにかく、すぐにノシュテットに戻ろう」


 身支度は婚約者たちがそれぞれマジックバッグを持っている為すぐに済んだ。


「また来る」


 執事トマスと、家政婦トーヴェは礼をして見送った。

 

 カナタたちを乗せた馬車は、王都ナラフェンを出る。来るとき、転移してきたときに使った藪に向かって進んでいた。

 徐々に人通り、馬車の通りが少なくなりその藪に近づいたころだ。後ろの馬車をやり過ごそうと道の脇に寄って徐行する。しかし、馬車は追い抜いて来ない。


「後ろの馬車、変です!」


 御者台に乗ったシーラが叫ぶ。

 カナタは扉を開けて後ろを振り返ると二頭立ての荷馬車が見える。御者台に黒いフードを被った男が二人座っており、そのうち一人が右手を突き出す。


「炎風!」


 男が鋭く叫ぶ。

 カナタは慌てて扉を閉める。

 轟と高熱の風が渦巻きカナタ達の馬車が発火する。


「なんだ?!」

「きゃあ!」


 カナタは悲鳴を上げるソフィアとカロリーナを抱くと外へと転移する。

 馬は焼け火達磨になって狂ったように駆け、しばらく行った先で馬車ごと転倒して動かなくなる。


「シーラ、どこだ!」

「はい!」


 シーラは一早く魔術を察知したのか、カナタたちより前に飛び降りていた。

 後ろの馬車が止まり、御者を含めた男たち3人が降りる。剣を二本佩いた筋骨隆々とした大男、丸腰の細い男、そして、剣を佩いた男。彼ら一様に黒いフードを被り、その下からこちらを窺う。

 それはどこかで見たような出で立ちだ。


「お前たちは蛇の鱗か?」


 カナタは無駄と思いつつも尋ねる。


「やつらのような下部組織と一緒にするな。俺たちは蛇の体だ!」


 御者をしていた大男がそう叫ぶ。

 カナタはこういう家業をしている者が名乗るとは思っていなかった。

 後ろの片手剣の男がその不注意を嗜め大男の脚を蹴る。リーダーらしい。


「すまねえ……」


 大男は二本の剣を抜き二刀流に持って構える。

 細い男は右手を上げ、こちらに向ける。

 リーダーは剣を抜きだらりと肩を下げる。


「右に炎、左に風、炎風!」

「上に風、下に土、麻痺!」


 カナタとソフィアは打ち合わせも無く魔術を放つ。

 男たちは素早く躱し、後ろの馬車と馬が燃え、馬が燃えたまま昏倒する。

 自然と三人は相手を決めていた。シーラは大男、ソフィアは細い男、カナタは残ったリーダーの男。



「やああああああ!」


 シーラは背中の鬼切丸を抜き大男に切りかかる。

 大男は両手の二本の剣でシーラの途轍もない膂力を受けきって見せる。


「やるじゃねえか!」


 シーラは首を傾げる。今のは一撃必殺のつもりが、弾かれた。何か不自然に感じられる。原因を考える。考える。考える。

 男の二本の剣は日光の下では分かりにくいが、微かに青白く光っていることに気付く。ミスリルだ。獲物の強度は同じ。そしてなにより、この男は強い。オークキングより強いかは分からない。だが、オークジェネラルよりは強い。

 そう、この人は、強い……!

 シーラの集中力が一段階上がる。

 大男の剣を鋭角に受け、逸らす。

 そして、そのまま握り手を抉るように鬼切丸を突き出す。

 男の手は軽々と躱され、逆手の袈裟切りが振り下ろされる。

 それを再度鋭角に弾き、再度握り手を抉るように突きを放つ。

 しかし、やはりというか、躱され、逆手の袈裟切りが来る。

 強い。確実にオークジェネラルより強い。でも、オークキングほどじゃない。

 悔しい。オークキングを一人で倒せていれば、この人なんて簡単なのに!

 何十合と同じことをやり合い、互いに距離を取る。


「くそ、あぶねー女だな!」


 大男の方もやりずらそうに額に汗を浮かべる。

 男の一撃は片手だというのに十分な力がある。さらに、シーラの一撃を片手で防御できる力。そして、防御中にもう片手で攻撃するという、攻撃と防御を左右に振り分ける二刀流の強みがある。さらにそれがスイッチするためテンポが速い。シーラの俊敏さに追いつけるのは二刀流を使いこなしているからだ。

 だったら……。

 シーラは突っ込む。男の袈裟切りが振り下ろされる。

 これを鋭角に弾いてはいけない。


「うああああああああ!」


 シーラは剣に剣を直交させて全力で打ち返す。

 ここで力負けしていてはこの男には勝てないと気づいた。

 力で押し勝ってこそ勝利が見える。

 そして大男の左手の袈裟切り。

 これも剣を直交させて打ち返す。

 それを、十合、二十合、と繰り返し、徐々に圧倒してゆく。

 相手の剣戟が後手に回った。


「くそ、この女、強ええぞ!」


 二刀使いの刃の雨が徐々に小降りになってゆく。

 シーラは勝ちを意識した。

 そのとき、


「くらえ、右に炎、左に炎!」


 大男の握るミスリルの刀身に炎が乗る。

 シーラは反射的に下がる。

 大男の剣閃から炎が飛び出て地面に叩き付けられる。

 これでは剣を受けても炎を防げない。

 シーラは次々と繰り出される炎の剣を体で躱しながら後退する。


「おらあ、どうしたあ!」



「すばしっこいやつだの!」


 ソフィアの炎風が巻き上がるが、細い男は地面を転がって魔術の範囲外に出る。

 炎風、麻痺、炎風、麻痺!

 連続で魔術を繰り出すが相手も魔術師。数秒の魔術発生のタイミングを読まれている。ことごとくが読まれ、躱されてゆく。

 しかし、しつこく放った炎風が掠り、男の腕が発火する。


「つかまえた!」


 しかし、男はそのままソフィアに同じように炎風の魔術を放つ。

 ソフィアも素早く避けたつもりが、右腕が発火する。


「右に水、水生成!」


 じゅう、と音がして水が飛散し、炎が消える。

 男も同じように水を生成して炎を消している。

 まいったの……。

 ソフィアは牽制の炎風を使いつつも考える。

 このままではどちらかが先に魔力切れを起こしてしまう。

 そうならない為の方法がどこかにないのか。



 転移。

 カナタはリーダーの男の背中に転移し、逆手に持ったミスリルナイフを振り上げる。

 しかし、


「ちっ、転移だと!」


 男が叫び、金属音とともに、それは青白く光る剣で受けられる。

 ミスリルの剣だ。

 こいつは転移を知っている……?

 再度背後に転移する。

 しかし、やはり、素早く振り返る男の剣でナイフを受けられる。

 くそっ!

 カナタは距離をとる。

 そして、相手の左側に転移する。

 男は素早く背後に振り向くが、実際は右側への転移。

 男の体は行き過ぎている。

 カナタはミスリルナイフを切り上げる。

 男の剣を握る右腕が飛ぶ。

 勝った!

 だが、目の端でシーラとソフィアが押されているのが見える。

 ここで勝利にこだわる必要がどれだけあるのか。


「シーラ! ソフィア! カロリーナ!」


 三人がカナタに走り寄る。カナタを捕まえた瞬間、転移を発動した。



 カナタ一行はノシュテットの郊外に転移した。


「強かったです……」

「くう、厄介な相手だったわ……!」


 シーラとソフィアが息をつく。


「皆、無事か?」


 カナタの言葉に、カロリーナが声を上げる。


「ソフィア、火傷しているじゃない。上に光、右に水、下に土、治癒……」


 カロリーナがソフィアの焼け爛れた腕に手をかざす。掌から青白い光が漏れ、火傷の後が小さくなってゆく。回復魔術を使えるとは聞いていたが、実際に使うところは初めて見る。


「相手にも火傷を負わせたのだが、自分を回復する暇が無かったのだ」


 カナタ達は徒歩でノシュテットの城門を潜る。

 警備兵が慌てて馬車を呼ぶと言っていたが、歩く方が早いと断った。



「襲われたと聞きましたぞ!」

「怪我は無いですか?!」


 城入ってすぐ出迎えたのは内務次官ボリス・ニーダールと外務長官ビルギット・ニーダールの夫妻だ。


「ソフィアが火傷したが、カロリーナが治してくれた。大丈夫。三人、回復魔法を使える」


 その言葉に、ニーダール夫妻は安堵の色を見せる。カナタも光スキルを上げたために治癒くらいなら使えるようになっている。


「それで、ストールグリンド伯爵領の動きはどうなっている?」


 カナタの言葉にビルギットが一歩前に出る。


「それが、先ほど先触れがあって、本日午後、ストールグリンドの外務長官が到着するようです」

「トマス・トルネン殿だったか、やつの用事はなんだと思う?」

「ストールグリンド伯爵領で兵を集めていることを考えると、宣戦布告でしょう。新しいストールグリンド卿は、外務長官が代理で結んだ協定書を反故にしたいのかと」

「それしか無いだろうな……。まずは会って話してみるしかないか」



 午後になってストールグリンド伯爵領外務長官トマス・トルネンが到着した。彼は数人の従者を連れて謁見場へと入ってくると、跪くことなく軽く頭下げた。

 しかしその表情は以前のような露骨な敵意や軽蔑は感じられず、熱心な官吏としての顔のみがある。


「此度は、新たなストールグリンド伯爵の代理として参りました」


 カナタはからかう素振りも出さず、玉座からトルネンを見下ろす。


「申してみよ」

「先の戦争による補償額を不服とし、ここに宣戦布告いたします」

「王の調停にかけるが、よろしいか?」

「間に合いますまい。既に軍は出ておりますゆえ」


 その言葉にノシュテットの官吏たちがどよめく。


「その顔だと、前回の失敗を克服できると踏んでのことか?」

「さあ、それはいかがでしょう。自軍に死者を出さずして勝った『奇跡の人』ノシュテット卿のこと。そう簡単にはいかぬでしょう。ただ……」


 そこでトルネンは言葉を切ってカナタを真っすぐ見る。


「単純な数の戦いなら、ストールグリンド伯爵連合軍は、そう簡単に負けることはありますまい」

「分かった。こちらも受けて立つしかあるまい」


 トルネンは数歩下がると、踵を返し、謁見場を静かに出て行く。



 カナタと婚約者三人、ニーダール夫妻、そして英鼻閉団長サムエル・サンテソンはカナタの執務室へと集まった。


「ビルギット殿、先のトルネン殿の様子、どう思う?」


 カナタはビルギットに訊いた。


「前回のように簡単にはいかないと思います。フィアーグラン卿に協力を求めるべきかと」

「だよなあ……」


 カナタはソファにもたれ、天井を見上げる。あの小憎たらしい爺さんの顔が目に浮かぶ。


「サンダールへ使いを出してくれ。それと同時に王に調停を求めてくれ」

「分かりました」

「警備兵団長殿。今回も基本的に籠城戦になると思う。フィアーグラン辺境伯軍が到着するまでなんとか耐えて欲しい」


 カナタはサムエル・サンテソンに言った。


「はっ、仰せのままに」


 そして、内務次官ボリスに視線を移す。


「ボリス殿」

「はっ」

「前回勝ったので大丈夫かとは思うが、城内を落ち着かせるよう手を尽くしてくれ」

「分かりました」

「それとだ」


 カナタはカロリーナを見る。カロリーナは気付いて身を乗り出すと、ボリスに頭を下げる。


「内務次官殿。わがままは承知でお願いします。カナタ様の婚約者という立場上、執務に差しさわりが出てご迷惑をおかけしております。今後のこともありますので、立場を交換しては頂けないでしょうか?」

「閣下のご指示に従います」


 ボリスは一瞬驚いた顔をしつつも真顔で答える。


「では、ボリス・ニーダール殿、そなたを内務長官に任ずる。また、カロリーナ・カンプラード、そなたを内務次官に降格とする」

「「はっ」」


 そのとき、ドアがノックされる。


「会議中に失礼します。外務長官殿に至急の連絡がございます」

「入れ」


 カナタの声に中に入って来たのは外務上級官であった。


「報告します。ストールグリンド伯爵連合軍は、前回と構成はほぼ同じで、ストールグリンド伯爵軍4000に、リッテングリンド伯爵軍1000です」


 前回、伯爵の首を取って戦争を終結させたため、敵軍の損耗もそれほどではない。


「両軍とも30人の小隊ごとに食料を小分けにし、それぞれの小隊がそれを囲むようにして進軍しております。既にヴェストラプラ侯爵領に入りました。監視は続けておりますが、警備が強固で今回は手を出せそうにありません」

「下がって良いわ」


 ビルギットの言葉に男は去って行く。


「焼き討ち防止か……。一応、考えたようだな」


 カナタは考える。辺境伯軍を待てば数の劣勢は覆せる。しかし、本当にそれを待っていて良いのだろうか? 午前中襲われたように、『蛇の体』という組織も手練れを自分たちに向けている。事前に何か手を打っておいた方が良い。

 だが、ヴェストラプラ侯爵領内を進むストールグリンド伯爵軍に兵を差し向けるわけにはいかない。それはヴェストラプラ侯爵に宣戦布告するのと同じだからだ。

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