概要
黒衣の魔女が狙うのは、黒猫姿の叡智の殿堂
(あらすじ)
リヴレ王国王立図書館で、図書館司書として勤務するメル・アボット。友達であり同僚であるシャーロットと、その正体は図書迷宮を構成する魔力である黒猫のヴェスターと共に、穏やかな日々を過ごしていた。
そんなある日、メルとヴェスターは王都の人々を招いた第一王子の誕生会に出席する。その誕生会で、二人は真っ黒なドレスを纏った少女に出会う。少女はどうやらヴェスターに用があるようで……。
【前作のあらすじ】
王立図書館の噂の中に存在する『図書迷宮』。その実在を信じ、探し求めるアーサーという少年と出会ったメル。メルはただの噂話だと一蹴するも、その後図書館で次々と奇妙な事件が発生し始める。図書館の書物から文字が消え、人も消える。その奇妙な事件の引き金となっていたのは、メルがただの噂話と信じて疑わ
リヴレ王国王立図書館で、図書館司書として勤務するメル・アボット。友達であり同僚であるシャーロットと、その正体は図書迷宮を構成する魔力である黒猫のヴェスターと共に、穏やかな日々を過ごしていた。
そんなある日、メルとヴェスターは王都の人々を招いた第一王子の誕生会に出席する。その誕生会で、二人は真っ黒なドレスを纏った少女に出会う。少女はどうやらヴェスターに用があるようで……。
【前作のあらすじ】
王立図書館の噂の中に存在する『図書迷宮』。その実在を信じ、探し求めるアーサーという少年と出会ったメル。メルはただの噂話だと一蹴するも、その後図書館で次々と奇妙な事件が発生し始める。図書館の書物から文字が消え、人も消える。その奇妙な事件の引き金となっていたのは、メルがただの噂話と信じて疑わ
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!ここは魔法の図書館! 司書の少女の不思議な物語
リヴレ王国で一番の蔵書量を誇る王立図書館で司書として勤務する少女メル・アボットが遭遇する不思議な冒険譚です。
市民なら誰しもが利用できる王立図書館に収められた書庫には、ただの本ばかりではない、古の魔法使いが遺した魔導書も眠っている。
人付き合いが苦手で本好きな少女メルは司書として図書館業務に携わるかたわら、魔導書が巻き起こす騒動に巻き込まれる。
魔法使いの主人が遺した日記帳を探す使い魔の手伝いをしたり、人間と知識を蒐集する図書館迷宮に閉じ込められたり、禁忌の魔術を求める魔女に狙われたりと、魔法の図書館という舞台装置が生み出す世界観が幻想的で、メルが体験する白昼夢のような小さな冒…続きを読む