概要
お前を手に入れる。そのためなら――――
「どうか、誠の証を私に見せてください」
陽の帝が統べる島国暁原の西、姫穂国の宿場町、明鳥。遠く田舎から都を経由してやってきた御行は、幼馴染みの麻也と侍従の春日と共に、禁忌を犯そうとしていた。すなわち、限られた者しか立ち入ることができない神の島たる神路島への侵入。都一の美貌の姫かぐやが五人の貴公子たちに課した試練の一つに、御行は挑もうとしていたのだ。
そのために明鳥の神社の巫女か神職の協力を得ようとしていた御行たちの前に現れるのは、人語を解する白兎に異形、追われる美女、最高位の巫女“御祝”を慕う兵士たち。そして――――
※近況ノートに設定裏話があります。
一 https://kakuyomu.jp/users/seisyouka/news/1177354054884972252
二
陽の帝が統べる島国暁原の西、姫穂国の宿場町、明鳥。遠く田舎から都を経由してやってきた御行は、幼馴染みの麻也と侍従の春日と共に、禁忌を犯そうとしていた。すなわち、限られた者しか立ち入ることができない神の島たる神路島への侵入。都一の美貌の姫かぐやが五人の貴公子たちに課した試練の一つに、御行は挑もうとしていたのだ。
そのために明鳥の神社の巫女か神職の協力を得ようとしていた御行たちの前に現れるのは、人語を解する白兎に異形、追われる美女、最高位の巫女“御祝”を慕う兵士たち。そして――――
※近況ノートに設定裏話があります。
一 https://kakuyomu.jp/users/seisyouka/news/1177354054884972252
二
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!『和風』ではなく『和』ファンタジー。日本の純正品が題材の良作。
日本最古の物語とも言われる純正ファンタジー、竹取物語。
ファンタジー小説は大よそ、多くの作品が何かしらの題材を元に創作されている。例えば神話であったり、伝説であったり。
和風ファンタジーという言葉があります。
それらを和風というワードで見た場合、地名や登場人物などの呼称が漢字ならば、それで確かに納得でしょうか。些か疑問が残ります。
その点、本作は発想の出発点からして、そもそもが純日本製の物語から始まっている。この特異性だけでも読む価値があると思うのです。
細かい設定一つ一つを拾ってみても、どれもが日本のファンタジーとして頷けるものであり、実に上手く操り切ったという感想を持ちました。
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