概要
私はお前が大嫌い。お前も、私を嫌いでいてくれる?
辺境の村に暮らす少女ネヴェ。彼女の持つ秘めた力──生命の光に触れるそれは、魔法というにはあまりに異質な力だった。
(本作は転生・転移等のない、第三者視点で語る純ファンタジーです)
【第一部 ※2025/12/26完結】
北の辺境カルモット村で母エルネや親友マリットらとともに平穏な日々を送るネヴェ。しかし、厳しい冬が訪れる中、食糧不足への不安が立ち込める。ネヴェは、母から使うことを禁じられた力──即ち生き物に自らの「光」を与える力で打開しようと試みるのだった。
一方、皇都ノザリスでは、光皇ルクレリアが病に伏す中、死んだはずの第二皇女の影がチラつき始める。
宰相ベルディナーレの命を受けた捜索隊の手がカルモット村にも迫るが、果たして第二皇女の正体とは?
【第二部※2026/2/18完結】
(本作は転生・転移等のない、第三者視点で語る純ファンタジーです)
【第一部 ※2025/12/26完結】
北の辺境カルモット村で母エルネや親友マリットらとともに平穏な日々を送るネヴェ。しかし、厳しい冬が訪れる中、食糧不足への不安が立ち込める。ネヴェは、母から使うことを禁じられた力──即ち生き物に自らの「光」を与える力で打開しようと試みるのだった。
一方、皇都ノザリスでは、光皇ルクレリアが病に伏す中、死んだはずの第二皇女の影がチラつき始める。
宰相ベルディナーレの命を受けた捜索隊の手がカルモット村にも迫るが、果たして第二皇女の正体とは?
【第二部※2026/2/18完結】
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!雪と神話が織りなす、静謐で残酷な世界――一気読み必至の開幕
まずはとにかく文章の質が高く、情景がすっと立ち上がってくるため、ほとんど引っかかりなくサクサク読めます。とくに「光」と「冷たさ」の描写が美しくて、蝋燭の揺れや雪の気配、白い髪や帷の質感などが、視覚だけでなく体感として伝わってきます。読んでいる側の呼吸まで少し冷えるような感覚がありました。
プロローグの「虚な目の少女」は、儀礼めいた敬語と生々しい欲望が同居していて、短いのに強烈です。少女側の反応をわずかに震えさせるだけで、関係性の非対称と不穏さが一気に確定します。読後感が綺麗ではないのに、視線を外せない引力がありました。
続く創世神話は語り口がきちんと神話調に整えられていて、世界の骨格を一…続きを読む - ★★★ Excellent!!!とある城の尖塔で──。
わたしは暖炉の前で、揺り椅子に揺れている。
外は暗く、雪さえもまともに見えやしない。
けれど、悪くないものだ。星の煌めきも、銀世界も見えはしないが、膝に掛けられたブランケットの温もりを感じるのにはちょうどいい。
カップに揺れる、苦く、濁ったそれを名残惜しそうに口をつけ、本を開く。
目の前の炎が希望と言うのであれば、外の果てしなき夜闇は絶望というのだろう。
だが、わたしたちは知っている。
その絶望の先に、必ず。
この炎よりも温かい希望があることを。
今はその夜が開けるのを、その結末に幕が降りる時を。ただ静かに待つだけなのだ。
あなたも、わたしたちに倣おうというのであれば、きっと、最後ま…続きを読む