序章まで一気に読了しました(序章までで、一つの物語として成立しています)
ファンタジーである今作、魅力的なのはその設定です。
人々は皆、世界の記憶の断片を宿して生まれる……それは正典=寿ぐべき記憶と、外典=忌むべき記憶の二つに分かれ、どちらを宿したかで運命が決まってしまう残酷かつ秩序だった世界。
外典の主人公と、世界の記憶をなくし空白となってしまった元正典の少女が出会い、物語が動き出す……
これを大きな幹として、オリジナリティのある設定が王道の物語に織り込まれています。次々とイベントが起き、バトルも楽しいので、序章ラストまで面白く読めました。
また、正典と外典という書物的なテーマからか、キャラの名前に作家が多く使われているのも面白いポイントです。「こういうキャラにあの作家の名前使ってるのか」みたいな楽しみ方も出来ます。
特に、骨太とも思えるタイトルが回収される瞬間はゾクッとしました。
おすすめ出来る物語です!
はい。めっちゃ好きです。
素直な感想です。めっちゃ好きです。以上です!!
まず、「記憶」がテーマと言われたときに、それで運命が決まるって誰が想像するでしょう?
私はずっと「記憶」って「命の形」だと思ってました。でも本作は違う。「記憶」が「運命の形」を決めてしまうんです。
今を表現する媒体では無く、未来を表現する媒体なんです。
「光」が「時間(4次元軸)」を形成する物だと思ってたら、「20次元」だったみたいな話(ほんとに?)。
つまり、「相対論」で完結だと思ってたら、いきなり「超弦理論」が現れた、みたいなそんな衝撃(そんな話……?)。
加えて世界に張り巡らされた固有名詞と言い回し、表現方法が際立っていて、筆者様が思い描かれているであろう独自の世界が目に浮かぶよう。
読みにくさが無いからすらすら読めちゃう。
つまり、一言でまとめたら「めっちゃ好き」です。
読まないなんて損ですよ。物書きは勿論、読専様にも届けたい。そして共有しましょう、この「めっちゃ好き」を。宜しくお願いします!!
自分のものではない何者かの記憶「残響」を人々が宿し、その性質で身分が隔てられる世界。忌むべき「外典」の残響を持つ主人公と「正典」の残響を失くしたヒロインの出会いから始まる本作。
「記憶」を主軸に据え、底見えぬ深みを感じさせる独自の世界観は読者を掴んで放しません。
それでいてサクサク読めるし、次の展開もちゃんと気になる。しっかり楽しめる異能バトルファンタジーです。
個人的に、あらすじみたいな作品タイトルが席巻する中にあって、たった4文字のタイトルで勝負に出た作者様のロックな反骨心に、心からの賛美を送ります。主人公が世界に反逆する立場から始まったのも、そんな反骨心に由来する……のかもしれない。
初めて書いたとは思えない程、物語の設定と骨子が作られているのでフワフワした感じがなく、どっしりと無骨で太い良作。
これまで見たことがない設定なので、その世界観に入り込んだ時、脳内映像には「赤、橙、闇、光」が混ざり合った。
多少、感情描写の物足りなさはあるかもしれないが、作者の意図するところはきちんと伝わってくる事と、一話一話の適度な文字量の調節で素直に読み進めることが出来る。
変にブレず、このままの世界観と重さでラストまで走る事が出来れば、今後求められるだろう「重厚ダークファンタジー」に刺さる。
まだ読み進め途中ではありますが、完結まで頑張って欲しいです。
すみません、感想ベタです。
外典と呼ばれ社会から排斥された主人公が、過酷な運命を背負った少女を救うために戦う異世界ファンタジー作品です。
主人公は外典と呼ばれる悪しき記録を心に宿す少年。幼き頃に社会から追放され、同じ爪弾き者たちと共に静かに暮らしていました。
そんな主人公に訪れた転機は、一人の少女との出会い。
服装は忘れもしない自分を排斥した秩序側のもの。しかし、その心労とケガは紛れもなく本物。
主人公は後先考えず、感情のままに少女を救います。
目を覚ました彼女から聞かされたのは、この世界から逸脱してしまったに等しい少女の特性。
そして、それを危惧した仲間たちによって、自分は追われているという情報。
話も終わらぬままに、集落には追っ手の姿。二人は仲間たちの手を借りながら、脱出をはかります。
主人公は少女を救うことができるのか。
ぜひ読んでみてください。