水城洋臣

アイドルを目指していた少女に僕は恋をした そして、彼女が再挑戦して夢を掴んだ時、僕は彼女を失うことになった。 それでも、僕たちは自分たちの道を歩んでいくーー 「長く青い滑走路」…

隔日１２：００更新。 十八史略に基づき、南宋の滅亡まで追っていこうというやつです。

　花街の自警団に所属する志乃は、〈妖雛(ようすう)〉すなわち半人半妖。〈物の怪〉と称される異形の襲来を予測された花街にて、前兆たる成り損ないを始末していた志乃は、旅の最中な初老男…

性同一性障害。 そんな症状を抱える少女の中身は少年で。 会話も、どこか他人任せで。 歯車は、どうして狂ったのか—— 以下の歌詞を一部使用しています。 (曲名/作詞者) パプリ…

大唐華やかなりし頃、高宗の御世。 高官の娘で美貌を誇る仙月は、若年ながらいつか高みに飛翔せんと野心をたぎらせ、あえて宮女の道を選んだ。仕える相手は、絶大な権力を握る則天武后である…

ハタチの男装女子大学生、マナは訳あって休学中だ 暇を持て余して家でゴロゴロしていた彼女は、ひょんなことから『アイランドキャンピングパーク』という電波が届かないキャンプ場で働くこと…

『投げナイフの美女』という芸名で、演芸会館の舞台に立つモノク・ロー。彼女には、殺し屋という裏の顔があった……。 　異世界裏稼業シリーズのスピンオフ短編です。シリーズ本編の主要キ…

そういう小説は好きだけど、まさか自分が巻き込まれるなんて！ 勇者召喚とか勘弁してくだい。 それに私、女なんだけど！？勘違いされてるみたいだからそのまま男でがんばりますね。

【アイリスNEOより書籍化】 これは、男装令嬢と王子様がおりなす恋の物語。 ウィザー公爵家には双子の兄妹がいる。 兄のクリストファーは、重い病気で外に出られない。妹ロザリアは…

日常から男装している木原祐樹(２５歳)は 気が付くと真っ白い空間にいた 自称神という男性によると 部下によるミスが原因だった 元の世界に戻れないので 異世界に行って生きる事を…

小六のときのトラウマで、女性……特に、キラキラとした美少女が苦手になってしまった笠原陸太。そのまま高校生になり、現実の女の子と話すこともままならないまま、スマホの恋愛シミュレーシ…

【新刊報告】『三国志博奕伝』（文春文庫）発売中！文藝春秋のサイトで試し読みできます（https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167911…

連載を追ったり注目の短編をみるのはいかがでしょうか？ 自主企画、定期刊行誌カクヨムの冊子の代わりです。参加者が一目でわかる目次をご用意しました。まずはこちらをご覧ください。 …

中国古典の代表格である「孫子」を現代風表現を大いに交えて「超訳」してみました。 古典の翻訳というのは、時代が時代だけに、また翻訳する人が古典の忠実な表現に拘泥する分、読みにくいも…

昔書いた小説を手直しして載せました。 復讐に桜の花を添えたお話です。 思出桜は、蛇足のようなおまけです。

売れない漫画家と、売れなかった小説家のお話。 物語は終わらせることに意味があると思います。 他の方は明るいお話を書くでしょうから、少し暗いこんな物語もいいでしょう。 カクヨ…

男が迷い込んだ小さな村。 そこに住む人々は、容姿・性別・性格・思想・生き方など、何もかもが同じだった。 同じ人間である彼らの間に争いや格差という概念は無く、平穏な毎日を送っている…

自分だけが不幸だと嘆くあなたへ、幸せな人間の不幸な人生を描いた一遍の小説を送ります。 ーー自堕落な生活を送る孝樹は今日も1人で自身の不幸さを思い返し、代わり映えの無い日々を送っ…

Ｈ県Ｋ市に潜伏する、仕置人的活動をしているＦＨセル「闇の虎」所属のオーヴァード「下村文人」と「佛野徹子」の話です。 大仕事を受け、派手に暴れ回った二人ですが、そこから悲劇が生まれ…

死に触れて、死に揺れる、少年少女たちを描いた短編集です。

永正十四年（１５１７年）、安芸（あき）（広島県）は、動乱の最中にあった。 安芸は、周防（すおう）（山口県）の大名・大内義興の支配下にあった。が、その大内義興が天下人となるため、…

かつて中国地方最大の勢力を誇った尼子氏も、ついに滅亡の日を迎えた。 だが「出雲の麒麟」の異名を持つ山中鹿之助は主家復興のために戦い続けることを決意する。宿敵毛利を打倒し、再び故郷…

【感謝81.6万PV突破!!】 物語創作に関する本を多数出版してきたフィルムアート社の中の人が、自社の本を徹底的に読み込み、それらの本の中から小説を書くために本当に必要なポイント…

　奏矢ジュリは普段には普通の女子大生であるが、依頼があればその手に大型チェーンソーを持って、異形なる者どもに立ち向かう。 ジュリは普通の人間には手に負えない依頼を、警察や個人か…

南の果てで生まれた緑珠（りょくしゅ）はその美貌を三斛の真珠で買われた。 買ったのは、世に比類する者なき大富豪・石崇（せきすう）。 緑珠は石崇の寵愛を受け、豪奢な生活を送るが……。…

不世出の軍師孫臏と、かれを支え続けた梟の物語。

主に中国文学や歴史等について思っていることを歴史オタクがただ語るだけのエッセイ(の予定)です。

知名度はないけど、武廟六十四将に選ばれた英雄たち！ 諸葛孔明死後の三国志に名将、感動あり！ 中国三国時代の末期、呉の陸抗と晋の羊?は出会った。 敵対しながらも友情を深める二人！！

諸葛恪（しょかつかく）は齢二十を迎えた。成人儀礼である冠礼（かんれい）を無難にこなしながら、諸葛恪は冠（かんむり）と字（あざな）、成人の証を待望していた。しかし彼に与えられたのは…

（１５歳以上対象　この小説は残酷描写や性描写があります） 400年続いた漢王朝は終焉を迎えようとしていた。 漢の献帝劉協に嫁いだ三人の曹操の娘。 なかでも曹節は不思議な魅力を湛…

　14歳で母親の交際相手にレイプされた美弥は、それを機に感情を遮断するように生きてきた。 　高校を卒業して実家から逃げるように上京したが、働いて寝るだけの暮らしに疲れ果て、自ら…

30代半ばでプロの小説家を目指す事を止めた一般人(一児のパパでもある)が、無作為かつ無秩序に、日頃抱いている創作論を垂れ流しています。 酔っ払いの戯言みたいに、気軽に読んで頂ける…

　世田谷の小さな公園に、目を失明させられ、耳を聞こえなくさせられ、声を失わさせられ、手足を失わさせられた身元不明の男が放置された。 　捜査を担当するのは、新人の刑事・諸星凛だ。性…

　最近は漫画「キングダム」のヒットで注目度の上がってきた中国の戦国時代（紀元前３，４世紀）は、都市を囲む城郭が急速に巨大化し、最大規模のもので城壁の厚さ２、３０メートル、全周２０…

　遥か昔、古代中国において商王朝を倒した周王朝が天下を治めていた。だが時は経ち、周王朝に陰りが見え始め、周王朝も商王朝と同じ運命を辿り、崩壊しようとしていた。広大なる大地を治める…

遠蛮がこれまで漢籍、洋書から訳出した名将評伝の集成です。古代から近世の名将にいわゆる「戦争ロマン」を感じる方はどうぞ。いろいろ忙しいので定期的には更新できないと思いますが、よろし…

オレは趙萬年《チョウ・バンネン》。 軍人やってる。 上司が京西南路の襄陽の守備に就くことになった。 いざ赴任してみりゃ、噂どおりマジで最前線だ。 敵軍との和平交渉はアッサリ決裂…

襄陽《じょうよう》は水陸の交通の要だ。 戦乱の世が訪れるたび、必ず争いの的となる。 こたび、ここで語るのも、襄陽を巡る宋国と金国の戦の記録である。 主人公の名は、趙萬年《ちょ…

古代中国。後漢末の洛陽にひとりの少女が誕生した。彼女の名は貂蝉（ちょうせん）。 貂蝉は漢の司徒 王允に拾われ、彼の義娘となった。幼いころから仕込まれたのは歌舞音曲。そして暗殺技術…

　かれこれ１０年以上前に史学の大学院（東洋史専攻）に在籍していたものです。 　最近部屋を掃除していたら、学内の研究発表に使ったレジュメの下書き原稿のデータが入ったＵＳＢが出てきた…

建安五年(西暦200年)二月、黄河南岸、白馬。 民兵のキョウとシカが、駆ける。 雑兵の目に映る、戦場。ただひたすらに流され、地を這うのみ。 　　◇◆◇ 「三国志」の白馬の…

『墨子』に記された、周の宣王と大夫杜伯にまつわる不気味なお話

女性の身でありながら天下泰平を志す劉備玄徳は、関羽、張飛、趙雲、諸葛亮を得て、宿敵の女王、曹操孟徳と戦う。 184年黄巾の乱がおこり、義勇軍として劉備玄徳は立ち上がる。宦官の孫…

中国は三國志直後の大分裂時代「五胡十六国時代」について、崔浩先生に解説して頂く運びとなりました。言い回しも性格も最悪な先生の解説ですが、日本人にとってあまり馴染みのないこの時代を…

楚には項羽が、漢には劉邦がいた。当時の中国の人口が半減したという楚漢戦争の時代。匈奴には、この男がいた。匈奴の長、頭曼の長男に生まれた青年は、とある事情から父に見捨てられ、絶望の…

逆臣王莽の簒奪により前漢王朝は終焉を迎えた。暗黒の時代、劉氏兄弟の勇猛な劉伯升は反乱軍を組織し、打倒王莽のため立ち上がる。穏和な弟の劉秀は、兄の計画に巻き込まれていくのだが……？

唐の貞観２１年（西暦６４７年）、１８歳の娘、王玄策を正使とする使節団は唐の都長安を出発し、天竺に向かった。 しかし使節団員たちは癖のある者ばかり。副使の蒋師仁には、この旅が平穏無…

盛唐時代を代表する詩人、李白。彼にはもう一つ、「剣客」としての生き様があった――。 侠客たちが剣を競う武侠世界を舞台に、剣侠・李白の冒険を描く！ ギャグあり、シリアスあり、アク…

三国志が、三国として争う少し前。 呂布という男がいた。その男は、部下の裏切りによって、その生涯に幕を下ろした。 そんな呂布軍最後の戦い、徐州の戦いを呂布の部下たち、陳宮、高順、宋…

１４世紀の中国 繁栄を極めていた大元帝国の斜陽。 元の賢相、托克托と現代から時を越えてやって来た女性、雪花との運命の出逢い。 ３０才を過ぎた彼女は恋も仕事も上手くいかなかった。…