このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(356文字)
私のように共感する人も、実は少なくないのではと考えています。
タイトルを見ただけでどれから読もうかな⁈とワクワクさせられます。多彩なジャンルがあり、どこからでも読めるます。文章が読みやすく、考え方に筋が通っているので分かりやすい。なんと文章の書き方も学べてしまう。ライトな話題だけど芯があるので読んで面白いだけでなくためになります。創作についての心得がとても共感できました。創作者の方にはオススメの上質なエッセイです。
私は『辛口感想』についての記載が興味深かったです。『辛口感想』をぶつける側の方は、おそらくその小説をもう二度と読まないのでその作家様がその小説を書くのをやめても全くダメージは無いと思うのですが、その小説を黙って楽しく読んでいた読者様が大ダメージを受けることが悲しいなあと思います。
非常にマイルドで、作者様の優しさと気遣いが感じられるような創作論だと感じました。 優しく語り掛けるような文体とは裏腹に、テーマや考察は非常にしっかりとしており、穏やかな気持ちで読み進める創作論としてうってつけです。
気軽に読めるし、思ったよりタメになりました。僕も似たようなノリの「創作論」を書いてみようかと思いました。