ミーシャ

タイトルに俳句のようなものを、本文にそれを読む上で参考になるかもしれないことを書く。 各エピソードは独立している。気になったものだけを特に読まれたらよろしいかと思われる（気にな…

旅をしているという一人の男に出会った私。その男は「一枚の絵」にまつわるエピソードを語るが…

主にカクヨム登録以前に書いたものを掲載しています。「フラグメント」ではお蔵入りになったもの、完成作品の別稿、没稿などの断片を、「ショートショート」では他所で掲載していた作品を再掲…

「おばあちゃんと住んでくれる？」 受験に失敗し、両親が離婚した渡瀬薫は、母親の一言で札幌から群馬県にやってきた。 彼女を待っていたのはガラス工房を営む親子に二匹の猫、そして初め…

十七歳、秋。僕は宙ぶらりんになってしまった。進路もはっきりせず恋愛も積極的になれず、おまけテスト一週間前で部活禁止にり走ることさえ取り上げられてしまい……

気がついてみればいつの間にか市役所の担当者から永住権取得の申請できると告げられる程度には長くドイツで生活をしていたらしい。 ドイツは日本と同じ技術大国と呼ばれているが、その国…

ニューヨークでの生活と経済学の初歩を、小説仕立てで。 食べ物の描写は、下記タイトルには含まれていません。 第12-15、19-20、22、26、27話

男性が苦手で、秘密を抱えた少女。 誰にも理解を求めないまま、15年間生きてきた。 このまま生きていくことに疲れてたときに出会ったのは、オネエでした。

天然ボケで理屈っぽい県知事スレイマン様が、神やイスラーム法のことを真面目に考えながら学園恋愛小説の執筆に挑戦する、神学系コメディー。 「スレイマン様って誰よ」という方のために解…

ツイッターで話題になった「女性だけの街」をテーマにした創作です。 ＊他サイトとの重複投稿です。

　少しずつであるが確実に記憶と未来は異なっていく。それはおそらく、僕が彼女を想うほどに、大きなギャップとなっていくに違いない。16歳の僕は、自分が思うほどに彼女を大切にはできてい…

僕には秘密がある。 それはいつも、お風呂の中で、 あの歌を聞いていること。

ヒトの思考が好きです。 ヒトの感情が好きです。 ヒトの心が好きです。 けれどもそれについて勉強した歴はありません。 そんな奴が好き勝手描いた詩群です。

転移も転生もハーレムもチートもない、哲学×異世界クエストの新感覚コメディー！ 「哲学にちょっと興味ある」「高校の倫理の授業が懐かしい」といった方にこそ読んでほしい、さらっと読んで…

好きなもの、気になったもの、ずっとそばに置いておきたいもの、巡り合えた素敵な物語の私なりの解釈。

落ち着きのないのが取り柄。勉強は嫌いだけれど、スポーツが好きで、動き回ることが好きで、ちょっと悪戯好きで……。 いつも僕を振り回していた友人と再会する。 知ってる。彼女が変わっ…

不定期で自分の思う所を書いていきます。1話完結で、自分の心の中のリアルな面を言語化したいと考えています。内容については賛否あるかもしれませんけど、いわゆる論説文の類ではないので、…

大学生の「僕」柳恒一は、同じく大学生の「彼女」宮前桜と出会う。それを境にして、世界が狂い出す。 ※この小説はフィクションである。というよりも、小説に限らず、世にあふれるありとあ…

小売会社に勤める 丸井倫太郎 は入社して５年間営業一筋で働いてきたが、とある会議で上司を激怒させてしまう。 会社に失望し退職しようとする 丸井 を止めたのは、労働組合の委員長であ…

【『働くヒト』小説コンテスト　参加作品】 自分の働く理由を探す高橋。 10代で介護の仕事に就いた甲田。 過去にとらわれ続ける後藤。 身近な人になかなか理解してもらえない大木。 …

高校二年の篠岡塞（しのおかとりで）。 新年度最初の進路指導アンケートで、将来就きたい職業を「専業主夫」と書いたところ、それを認めない教師たちから注意を受け、アンケートの答えを変え…

　路地裏にひっそりと佇むスナック『半月』。電飾も立看もない地味な店のオーナーは、長戸美月という無口な中年女性と、仕事は一切しない美月の夫で板前の文三。ママと呼ばれることを極端に嫌…

高校生になった小春は、生まれて初めて恋をした。相手は、隣の席のおぼろくん。 片想いに胸を焦がす小春だったが、ある日の放課後、女装をして淑やかに歩くおぼろくんの姿を目撃してしまって…

新石器時代のシベリア。神霊を敬いながら暮らす〈森の民〉のもとへ、南から、太陽神を信仰する開拓者たちがやってきた。友好の使者として送られたマシゥと、狩人の青年ビーヴァの、友情と闘い…

西暦2000年。イギリス北部の小さな街に住むマキカは「お片づけ」依頼を受ける。80歳になる上品な老婦人の家は、想像を絶する汚さだった。

「戦争」と「平和」を描く社会派群像劇。 長年にわたり紛争を続ける二カ国の国境線――通称ブラッドラインで、世界的歌手である「Ｍ」の射殺体が発見された。 アメリカ、ロシア、日本―…

挫折したはみだし者揃いの若者達が、たった５人で核燃料工場を狙う突拍子もない犯罪計画に集った。 緻密に練られた計画は果たして成功するか―。 正直者が損をする世の中に何か違和感があ…

人間国宝には御伽術師（おとぎじゅつし）という部門がある。そのうちの一つ、花咲師（はなさかし）——それは灰を花に変える能力を持つ者のこと。 「だけどそんなの、何の役に立つっていう…

インドネシアの首都ジャカルタで開店休業中のボクシングジムを経営する老ボクサー、ロニーのところへ、日本で売り出し中のボクサー、薮田から試合の依頼が飛び込んでくる。 とある事情から…

深見 真（ふかみ まこと）は本が好きな少年だった。 特にＳＦやファンタジーには目がなく、寝食を忘れて小説を読み漁り、いつしか時間を見つけて小説を書くようになった。 将来の夢は自分…

医療テクノロジーの進歩によって不死化した人類は、終末主義社会という社会システムによって命に際限を設けた。 葬儀省のおくりびとイーサン・シヴィルベッドは、予め計画され選択された人生…

世界の何処かに存在すると伝わる、幾多の物語が綴られた書物を保管する場所。 幻想図書館。 其れは、ある人物が遺したとされ、記される書物は多岐にわたる。 物語は幻想か、はたまた事実か…

それぞれの季節、それぞれの物語。 どこかで誰かが紡ぐ物語は悲喜こもごも。 親子や友情をテーマにした短編集です。

私の読書遍歴的なものですが、たぶん主なカクヨムユーザーのみなさんとは年代がひとまわりかふたまわりくらい違うので共感できる部分は少ないかと思います ライトノベルの歴史的な部分にも…

恋愛をテーマにした短編集。 好きになったり嫌いになったり、どっちつかずの曖昧な感情。 勢いで書いた短編を強引に続けてみました。 拙い内容が徐々に良くなっていっていると信じたい。…

今とは違って、まだ家長制度が厳格に守られ、世間の目も厳しく、女性の選択肢が結婚しかなかった時代に生きた祖母が話してくれたのは、今では考えられないようなことが当たり前のその時代の常…

僕の営む『小鳥ホテル　頂』は、表向き小鳥専門のペットホテル。でも、実はちょっと変わった一面があって、本当は……。

　中堅ゼネコンにつとめていた南野君は、ある日とつぜん、フィリピン勤務を命じられた。「マジかよっ！」 　＊基本、実話ですが、記録をとっているわけではないので、いい加減な記憶は適当に…

「ただより高いものはない」Ｍ県Ｚ市の名探偵、杉高ランサはそうぼやく。 今日も事務所の家賃代わりとして、彼の元に勝手に持ち込まれる怪事件珍事件の数々。 ＵＦＯの殺人？夢の中の被害者…

＜3/11 完結しました＞ 　しがない泥棒真城光平は、ある時宇宙から来たという女の子に出会う。 　女の子は、地球のことをいろいろと知りたいと言うが、そう、そんなに地球は甘くはない…

UMA(未確認生物)の調査、捕獲を職業とする「UMAハンター」と、UMA研究の成果を軍事目的に利用しようとする秘密結社との戦いを描く。 第一話「黒き獣　チュパカブラ編 」完結…

「幸福の大陸パンゲアを創造する！」1700年も続く能力者世界の戦争を終わらせ、理想郷を築こうと、悲劇の青年大王は立ち上がる。しかし、国内から激しい反発が。苦悩する中、首都に敵国の…

　クソのように積みあがったクソのような残業を終えて深夜０時過ぎにやっと自宅に帰ったら部屋からあらかた家財道具が消えていて、ついでに婚約者も消えていた。 　思えば何事につけ、ちゃん…

　僕の高校生活は灰色のスタートだった。 　一ヶ月前の中学の卒業式、意中の彼女に思い切って告白した僕は、完膚なきまでに叩きのめされてしまった。しかもその野武士のような彼女と、高校で…

小浜に水揚げされた鯖を一塩にし、京まで運んだことから、これらの道を鯖街道と呼ぶようになった。「京は遠くても十八里（70キロ）」と云われ、行商人たちが鯖を背負い、夜明け前に小浜を出…

森岡洋介、３５歳。ＩＴベンチャー企業『ウイニット』の起業に成功した、新進気鋭の経営者で資産家である。彼は辛い生い立ちを持ち、心に深い傷を負って生きて来た。その傷を癒し、再び生きる…

離婚・仕事・母との確執。様々な思いが積み重なり自殺未遂を図り精神科に入院することになった中年男の藪下亮介。そして同様に精神科に入院してきた山崎佳奈。そして精神科に勤める、医師吉沢…

いつか物書きとして生きていくことを夢見ながら、華々しい活躍もできぬまま医者に告げられたのは不治の病、肺結核であった。失意の中、かつての級友を頼んで静岡のサナトリウムへと入居した『…