パーティー最後の1人は最強の哲学者⁉

作者 六畳のえる

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★★★ Excellent!!!

魔法剣士、白魔術師、弓使い……とここまではさほど珍しくないパーティー構成。しかし最後に加わったのは、まさかの戦闘職でも補助系の職でもなく「哲学者」!
さて、哲学者の子はなんと、自らの思考を具現化する「哲学魔法」を扱うことが出来た。しかし彼は良くも悪くも様々な問題を巻き起こす……

ストーリーが面白い。テンポよく話が進んでいきます。哲学魔法は実際の哲学を解釈し、それに沿った効果を発揮しています。個人的には「イデア」が好きです。さらに、エピソード毎にその回で取り扱った哲学についての解説もあります。
※真面目な話、この作品の解説はセンター倫理に役立つと思います。というかここに出てるようなこと、何問か本試験で解いた記憶がある(旧カリ最後の方だけど)。あぁ、私が高校生の時に読みたかった

★★★ Excellent!!!

高校の時、哲学の授業があった。
道徳みたいなもの? 大切だけど役に立たない? そんな感覚だったと思う。

かの哲学者パスカルはこう言った。
「人間は考える葦である」意味わからねぇー。葦でなんか編むのかー。
しばらく経ってから、全文を知ることとなる。
「人間は(自然のうちで最も弱い葦の一茎にすぎない、だがそれは)考える葦である」
( )を略されたらわからないってば。

人間は意味をつけるのがすきである。
しかものえる氏の創作によれば、魔法のようにも使えるのである。哲学バンザイ!
それから、お色気攻撃にも動じない、かもしれないよ。

★★★ Excellent!!!

 哲学の擬人化と言っても差し支えないほどのアイク――アイクシュテットのキャラクターそのもの。
 厄介で小難しくて、でも何だか知っておくと頭良さそうに見えて、じゃあ役に立つか、と疑問符が浮かぶが、ときに絶大な助けとなる。

 そんな彼に活躍どころを奪われた幸薄そうな魔法剣士、お酒の裏に闇を抱えた白魔術師、どちらとも定義できないエルフの弓使い。
 TRPGリプレイを彷彿とするコミカルな個性たちの中でも、哲学者はぶっちぎりだ。トラブルメーカーにして、フィニッシャー。

 レベルアップしながらパーティが経験するクエストの数々から、我々が供に学ぶ、ツッコミのキレ・・・・・・じゃなかった、哲学のいろは。
 憎めないモンスターたちとのやり取りからも感じられる絵本のようなテイスト。
 圧倒的読みやすさから始める、これは、よくわかるてつがく! である。

★★★ Excellent!!!

主人公である「魔法剣士」はパーティーの花形で。
冒険に欠かせない「白魔術師」は綺麗なお姉さん。
エルフの「弓使い」もムードメーカーとして大事な役割です。

そんなパーティーが冒険(クエスト)を進めて行く王道ファンタジー、
……のはずが、4人目の仲間の加入によって、その様相は大きく変わっていきます。

4人目の職業は、まさかの「哲学者」。

思索を続ける彼は「哲学」を魔法として使います。
そんな彼のおかげで、パーティーは図らずも哲学史をその身で体感することに。

「哲学」×「ファンタジー」という、これまでにない全く新しい冒険の旅に出てみませんか?


※真面目な話、この作品の内容をしっかり理解すれば、センター試験の「倫理」は半分くらい点数取れると思います(笑)

★★★ Excellent!!!

「哲学用語って、呪文みたいじゃね」と感じて、作者は本作を発想したそうだ。哲学者が繰り出す哲学魔法の数々は、昔本で読んだりして懐かしい印象を受ける。そういや、そんなのあったあったって奴。

哲学と言っても難しいことはなく、基本、軽妙な会話劇中心なので、つるつるっと読み進められる。懐かしさと共に、そこが本作最大の美点だろう。

★★★ Excellent!!!

本編の最後に哲学についての小ネタとか雑学的なことを書いていただいているのですが、私としては、その記述にとても興味を惹かれました。
哲学って面白いんじゃないかと、ちょっと勉強してみたくなりましたよ、ホント。

いや、もちろん本編もすごい面白かったです。
サクサク読めてニヤっとしてしまうのを耐えるのが大変でした。笑

★★★ Excellent!!!

これを読めば、皆様こう思うことでしょう――――『哲学は剣より強し』と。

モンスターを倒すパーティといえば、剣士や魔法使いが定番。
しかし、この作品の要となるメンバー・アイクは何と『哲学者』なのです。『哲学』で敵を倒すのです。

モンスターを倒すだけではありません。
時に人民の心を動かしかき乱し、更には『生きるとは何なのか、必ず訪れるであろう死とどう向き合うか』まで考えさせ、パーティメンバーの心の成長に一役買います。

そして何より、死ぬほど笑わせてくれるのです!

何を言ってるのか、わからないでしょうが、面白くてためになる最高の作品であることだけはしっかり伝えたい!!

主人公(……のはず)の魔法剣士・ヒルギーシュの冴え渡るツッコミに、どれだけ腹筋が鍛えられたか。
けれどその裏で、秘かに悩んだり悶えたり、モンスターだけでなくいろいろと人間らしい欲望と戦う姿に、どれだけ『うんまあ頑張れ』と励ましの言葉をかけたくなったことか。

美人だけど深い闇のあるレイ、無邪気ゆえに時折抜群の破壊力を誇るイセクタ…………涙あり笑いありといいますが、笑いすぎて泣いてしまうとこ必須のこの四人の冒険を、皆様も是非体感してみて下さい!

最後にはきっと、『哲学』が学びたくなりますよ?


★★★ Excellent!!!

この小説は、ある意味では小説ではない。


僕が読んでいる小説は小説ではなく、君がこの物語を読んでもそれが小説だと認識されるのかそうでないのかは君自身の心の在りよう――、いわば考え方ひとつで、この物語は『小説』にも『小説でないもの』にも変容し得るのだ。

驚きのクオリティで綴られる、古代より連綿と伝わる『哲学』の概念を紐解きながら、次第に現代へと通ずる道を辿っている。これはまさに、『歴史書』でもある。
この物語は、ある種の『哲学書』であり、『人生を賭して学ぶ知識』であり――、そしてやっぱり、『コメディー小説』だ!!!


とかなんとか言ってしまいそうなくらい、とんでもない!!!


筆者の最大の武器であろう『コメディー』の要素が、『哲学の探求』を全く妨げない。
どころかこれは――、『コメディー』が『哲学』をッ! 『哲学』が『コメディー』を引き立てるッ!!!

主人公パーティー4名のキャラクタ性、掛け合い劇、出て来るさまざまなモンスター。
そして、『哲学魔法』を使った危機回避は、もうバツグンの面白さ!!!


これはもう、私は度肝を抜かれた。さあ、書を捨てよ、街に出――たらあかん。
まずはこの物語を堪能し、己自身と今一度向き合うといい。きっと新しい探求心が――……


ああ、違う!!! とにかく読んでくれ!!!
とんでもなく、おンもしれえゾーーーッッ!!!!!

★★★ Excellent!!!

すべての学問をたどっていくと哲学へとつながります。人は自分の存在、生と死、すべての倫理や自然科学を哲学より導きだし、その過渡にいます。それぞれの哲学者の意見が背反しているように見えてもその実、同じものを違う角度から見ているというだけで、突き詰めていくと必ず共通の考え方が見えてきます。

哲学は非常に面白くありますが、いかせんボンヤリとしたコンセプチュアルなものであるので、敬遠されがちですね。でも、そういう考え方もあるのだ(存在を一つ一つ疑い、吟味して、論理を導き出す)とこのクエストを見て改めて感じました。


あれ、あわわ、私も哲学に対して語ってるしアイクシュテットのように一人空気読めてないですね。私も哲学者見習いとしてクエスト参加していいですかぁー???

★★★ Excellent!!!

哲学魔法で無双(?)するファンタz、いや、コメディ?
とまあ、紹介することが一苦労なこの作品ですが、まず面白いということだけは言っておきます。

パーティーの最後の一人が決まったところから物語は始まります。
ところがその最後の一人の職業が、なんと哲学者!?

ひとまずパーティー結成ということでクエストに向かうのですが……。
哲学者アイクは、攻撃力皆無、自分の世界に没頭、しまいには自滅、 という有様。
魔法剣士の繰り出すツッコミもテンポが良くて最高です。

ところが彼は、自らたどり着いた思考をそのまま哲学魔法として発現することができ……。
これがまたチートなんてレベルじゃなくて、世界を丸ごと手に入れてしまいそうな強さなんです。

哲学の歴史に沿って、彼の哲学魔法も進化&深化を遂げ、より協力なものになっていきます。

哲学の持つ堅~い雰囲気(私の偏見?)を見事にぶち壊しながら学べる物語。
唯一無二と言ってもいいのではないでしょうか!

一風変わったファンタジーが読みたい。
哲学に興味がある。
笑える話が読みたい。
そんな人にピッタリな作品です!

★★★ Excellent!!!


 古来より各国の哲学者たちは智を愛し、世界の有り様について思索を巡らせてきました。それらの多くは人という存在の探求でもあり、言うなれば、僕らが一度は考えたであろう「生きるとは何か」といった疑問を突き詰めて考えることでもあります。
 彼らが哲学で扱った概念が、もし魔法になったら。
 哲学魔法と名付けられた力を扱うことのできる魔法使い、アイクシュタットが物語のキーパーソンです。
 彼は様々な哲学概念を昇華させた魔法で強敵を打ち破り、時には仲間を助け、大衆を扇動し(?)、大きな成果を上げます。
 ここまで聞くと彼が主人公なのでは? と思われるかもしれませんが、主人公はあくまで魔法剣士のヒルギーシュです。その意味も、最後まで読めばきっとわかることでしょう。もしもわからなかったら、少し考えてみましょう。たぶん、それが始まりの一歩です。



★★★ Excellent!!!

そもそも、最強とはなんでしょうか?

モンスターを相手にする冒険に、哲学者は必要か?

哲学者が最強だったら、そもそもパーティーなんか必要ないのでは?

哲学というだけで、敷居が高く敬遠してしまう方も多いでしょう。そう、入門者、初心者が。
動機がアレなリーダーのヒルくんを始めとしたパーティーは、そもそも初心者パーティー。

冒険に対しても、初心者ですが、哲学に関しても彼らは――。
つまり、彼らと一緒に哲学に触れることができるのです。
なんて、素敵な異世界ファンタジーでしょう!!

ところで、常に考え続けて導き出した答えも疑うという哲学をあつかった作品ですが、一つだけ読んでいてわかった『答え』は、

最後に加わった『哲学者』の彼には、戦う仲間たちが確かに必要でした。


ぜひ、読んで確かめてください。

★★★ Excellent!!!

冒険者のパーティに哲学者!?
もうね、その組み合わせからしてヤられました。
作者ハンパないって、普通そんなん考えつかへんやん(ぁ
しかもその異例な冒険者が、意外なところで意外な活躍をするんですよ(なお普段は本当に役立たず、どころか結構なトラブルメーカーですw)。
それがまた理にかなっているというか、「あれ?哲学魔法めっちゃ役立つやん、これ次の『ドラクエ』のジョブに入れて欲しいわ」ってきっと思うはずです。
おまけに楽しみながら哲学の勉強まで出来ちゃう。
これぞまさしく「面白くてタメになる小説」ですね。オススメです!

★★★ Excellent!!!

この主人公はバカです。

……いや、待て。
この話の主人公は、ヒルギーシュか? アイクか?
そもそも主人公とはなにか?
だいたい、バカと言ってしまっていいのだろうか?
バカとはなにをもってバカと言うのだろうか?
哲学をこれだけ真摯に学んでいるのにバカであるはずがない?
いや、それも思い込みか?
そもそも哲学とはなんのか……。

きっとこの答えは、この話の中にあります(あるといいなぁ)。

★★★ Excellent!!!

私が、拙作『機動哲学先生カントム』で、やりたくても不充分に終わった、哲学の具現化。

それをのえるさんは、見事やってのけていて。
感嘆の一言。

この小難しいのを、読者にわかるように、かつ、面白く噛み砕いて展開するって、相当のハードルの高さですよ? (昔やってみたから分かる)

勉強させて頂いておりますm(_ _)m

続きも楽しみに追います。

(第27話時点での感想です)

★★★ Excellent!!!

パーティに最後に入ってきた冒険者の職業は、哲学者だった。

哲学で、いったいどうやってモンスターと戦うの?
疑問に思いますよね。
私も、はじめは思いました。

気になる方は、ぜひ本作を読んでみてください。
そういうことかぁぁぁぁぁぁ!!! 哲学、かっけぇぇぇぇっぇ!!!ってなりますよ、ええ、本当です。

もう、高校の倫理の時間、爆睡していて御免なさい、倫理の先生と懺悔したくなりました。

哲学者アイクくんの超絶的な活躍と、役に立たないときのギャップといい、それに振り回される仲間たちといい。
もうただ只管笑っているうちに、いつの間にか哲学の知識がつきます。

この作品、書籍化して全国の中高に配ってほしいとちょっと本気で思います。

★★★ Excellent!!!

哲学的なことをファンタジー世界で考えるという作品はたくさんありました。
しかし、哲学そのもので戦うファンタジー、そこまで昇華して見せたのは、この作品だけでしょう!

さながら、ファンタジーで学ぶ哲学書!
笑顔の絶えない哲学ファンタジー!

きっとこれからも素敵な物語が紡がれていくと思います。
みなさま、注目ですよ!

★★★ Excellent!!!

 とにかく哲学者アイクのキャラクターが強烈。彼、なかなかに突き抜けてます。
 なんというか、「会ったことないけど哲学者ってたぶんこんな感じだよね?」という偏見込みのイメージがそのまま動いて喋ってる感じです。性格のエッジが、尖り方がヤバいっすわ。

 愚直に哲学の道を突き進むアイクと、彼に振り回されるヒル君たちパーティメンバーのやりとりが楽しい作品です。哲学魔法もオリジナリティがあっていいですね!

 それにプラス、噛み砕いた哲学解説がとても分かりやすいです。マジで勉強になりました。いやホントに。

 これからどんなとんでもない哲学魔法が飛び出すのか、期待しながら続きを待ってます!

★★★ Excellent!!!

世界を理解しようとする哲学により、相手の攻撃を無効化したり様々な効果を及ぼしたり…
「哲学魔法」の使い手が加入したパーティが悪戦苦闘する物語。

哲学的思索って、はたから見ると確かに少し滑稽ですよね。でもそれが真実をつくことにより、最強の魔法使いともなりうる。この二重構造が、キレのいいツッコミによってエンターテイメントとして昇華しています。

コメディとしてももちろん面白いんですが、RPGの特殊職、青魔道士とか算術士とか、使いこなすのが難しいああいうジョブを使いこなそうとしているようにも見えて、それもまたニヤニヤします。

面白い!おススメ!