『哲学』だから笑うのでない、笑うから『哲学』なのだ!

これを読めば、皆様こう思うことでしょう――――『哲学は剣より強し』と。

モンスターを倒すパーティといえば、剣士や魔法使いが定番。
しかし、この作品の要となるメンバー・アイクは何と『哲学者』なのです。『哲学』で敵を倒すのです。

モンスターを倒すだけではありません。
時に人民の心を動かしかき乱し、更には『生きるとは何なのか、必ず訪れるであろう死とどう向き合うか』まで考えさせ、パーティメンバーの心の成長に一役買います。

そして何より、死ぬほど笑わせてくれるのです!

何を言ってるのか、わからないでしょうが、面白くてためになる最高の作品であることだけはしっかり伝えたい!!

主人公(……のはず)の魔法剣士・ヒルギーシュの冴え渡るツッコミに、どれだけ腹筋が鍛えられたか。
けれどその裏で、秘かに悩んだり悶えたり、モンスターだけでなくいろいろと人間らしい欲望と戦う姿に、どれだけ『うんまあ頑張れ』と励ましの言葉をかけたくなったことか。

美人だけど深い闇のあるレイ、無邪気ゆえに時折抜群の破壊力を誇るイセクタ…………涙あり笑いありといいますが、笑いすぎて泣いてしまうとこ必須のこの四人の冒険を、皆様も是非体感してみて下さい!

最後にはきっと、『哲学』が学びたくなりますよ?


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