概要
『ドイツ人を探せ! いたぞ! レストランで鼻をかむ奴らだ!』
気がついてみればいつの間にか市役所の担当者から永住権取得の申請できると告げられる程度には長くドイツで生活をしていたらしい。
ドイツは日本と同じ技術大国と呼ばれているが、その国民性、文化は日本のそれとは大きく異なっていた。振り返ってみれば驚きの連続であり、日本に比べて素晴らしいと感じる文化がたくさんある。しかし、その一方で日本と比べて不便と感じる側面も多々あった。
あまりにも大雑把で細かいことにこだわらないおおらかさと、杓子定規的かつ融通の聞かない頭の硬さ、一見相反する二つの要素が見事に混ざった国、ドイツ。
旅行・短期滞在では分からない、実際に彼らの生活の中で感じた等身大のドイツを少しでも紹介できれば、と思い筆を取った次第である。
*毎話完結なので最初から読む必要はありません。気にな
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!日本人目線で書かれたドイツでの暮らし!ドイツをぐっと身近に感じました!
いつか行ってみたい旅行先の候補に、ドイツが入っちゃいました!
それまで、ドイツかぁ遠い国だな…という壁を感じておりましたが、こちらのエッセイを拝見し、意識がガラッと変わりました。
クリスマスのイベント、行ってみたーい! あのカレンダーになってる小さな引き出しを、現地でわくわくしながら開けてみたい。
そして豚肉料理の種類の多さ! 日本人の5倍ほど豚肉を食べちゃう文化に驚きでした。なかでも、生の豚肉メットブルストの記事は、衝撃でした。美味しいとのことで……。
現地のパンと、ハーブティと、豚肉料理をおみやげに抱えて、空港から日本に帰ってくるのもステキだなぁと想像しました。
あ、旅行や料理…続きを読む - ★★★ Excellent!!!日本人がじっくり見てじっくり識った「ドイツ」!
ドイツに長らく住まわれている著者さんによる「ドイツはこんなところだー!」なエッセイです。
テーマはもちろん「ドイツ(ってやつは)」なわけですが、それを我々日本人の目からじっくり見定めた内容になっていて、それがまたおもしろいんです。
たとえば日本なら、「京都の人はプライド高い」とか「福島(会津)の人は鹿児島(薩摩)に含みがあったり」なんて、土地土地のなんとない傾向があるじゃないですか。ただドイツはこんなところでーという紹介じゃなく、そういう国内の人間だからこその偏った目や、それを外国人だからこその疑問や興味で掘り下げてくれる感じです。
かくてさらけ出されるドイツ人の本音!
なんていうか、…続きを読む