主人公のクライは本当に最弱で、無双シーンや隠された力なんかも一切無い。
ありがちな勘違い小説では、主人公の無双シーンで爽快感を生み出そうとしているが、この作品はそんなことをしない。
だというのに、読み終わった後には独特な爽快感が溢れてくるような不思議な作品。
ギャグや戦闘シーンも面白ければ、文章も丁寧かつ緻密で分かりやすい。
主人公最強とか、俺TUEEE系が好きな方には向かないかもしれないが、読んで損がある作品ではない。というか、得しかしないと思う。
読むのを躊躇っている人は、騙されたと思って読んで欲しい。絶対に後悔はしないから。
まず、この作品は周りに人がいないことを確認して読むことをおすすめします。でなければ貴方は面白いものを読む代わりに代償として好奇の目に晒されることでしょう。
今まで様々な面白い作品を読んできたと思っていましたが、私としたことが見逃していました。アニメ化に感謝です。こんなに笑らわせられたのは初めてかもしれない。純粋に文章の暴力、面白過ぎる。一話から最新話まで読みましたが、もうなんというか、最初からグッと心を掴まれました。お腹が痛いです。
張り巡らされた伏線、次の展開を想像する楽しさ、そしてなにより作者様のギャグセンス。この文章力にそれはずるいって…。
よくある勘違いものとは違います。詳しくはぜひ本編へどうぞ、私はただ自信を持って読む価値ありとここに書かせていただきます。