概要
各エピソードは独立している。気になったものだけを特に読まれたらよろしいかと思われる(気になるものがなければ読む必要はないだろうことを含意する)。
なお、私の都合で予告なく当紹介文、エピソードの順序および各エピソードのタイトル、本文等を更新し、また一度公開したエピソードを下書きにもどすことがある。
1話あたり1,000字程度までを目安に執筆する。
参考歌・参考句には共通の語彙(特に季語)を持つものや似たような構成・趣向を持つもので、作者がこれと思ったものを挙げるつもりである。
参考文献
・大辞林 第三版(三省堂)
・デジタル大辞泉(小学館) ほか
参考サイト
・きごさい歳時記
・NPO法人双牛舎
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!一幅の絵を眺めるような自在の趣。浪漫と抒情が彩る優しい世界
まず拝読して「俳句の世界ってこんなに色鮮やかなんだ」と驚きました。
正直に申し上げると、俳句にさほど触れてこなかった私にとって俳句の世界はもっと水墨画のようにモノクロで、侘びだとか寂びだとか、どこか枯れた趣のある世界だと思い込んでいました。今になってみればそれはたった一面を見ていただけに過ぎなかったわけですけれども。
作者様の俳句は、
時には日なたぼっこする猫のように飄逸なところがあったり
時には初夏の入道雲のように躍動感に溢れていたり
時には月夜に鯨の歌が響く幻想的な物語が重なって見えたり
時には枯木に灯る星あかりに世界の不思議や美しさを垣間見たり
一言でいえば『変幻自在』といったとこ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ぴりりまばゆし 俳諧の味
第一句「春の雨湯のごとたぎちけぶりけり」を開いた瞬間、これは、と電流が走りました。
――これは、文句なしにうつくしい。求めていた日本語だ。
というわけで、数日かけて全句拝見致しました(2018年11月16日時点)。
芯の通った、さびさびとした日本語。それでいて時にひょうげたユーモアやまろやかな愛らしさもあり、俳諧のさまざまな妙味を、さまざまな角度から万華鏡のように楽しませて頂きました。
また、参考句や典拠がたいへん多岐に渡っていらっしゃることに敬服。私が漢詩を囓っていた経験があるので、とくにそのエピソードが出てきたときは嬉しくなりました。
以下、個人的に好きだなあと思った句を挙げさ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!書くことに、ちょっぴり疲れてしまったあなたに。言葉のサプリをどうぞ。
小説を書いていると、なんだか言葉たちとにらめっこばかりしていて、必要以上に彼らと距離が近くなっているなあと感じる時があります。だんだん疲れてきて、その言葉の持つ意味や響きや色や匂いを感じるアンテナが鈍くなっていくのがわかるのです。
そんな時、私は青丹さんが詠まれた俳句たちに会いにきます。
肩の力が抜けて、ほっとするのです。言葉たちから一歩、二歩と離れて、彼らの姿を広い視界にとらえることができます。そうして、そこに描かれた世界にゆっくりと入っていける。
きっとカクヨムで頑張っている皆さんのなかには、私のような方も少なからずいるのではないでしょうか。もしもあなたがそうなら、ぜひ、こちらに…続きを読む