中年おじさんの作り方

作者 大澤めぐみ

1,103

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★★★ Excellent!!!

 ある種、理想的中年おじさんっぽさがある。
豊かだし思ったことをそのままやれるし、物質的に満たされてた証拠が数々のものの名前から伺える。
 と、その流れ自体がある種、中年おじさんを作るための材料のようなもので、頭からあらすじに至るまでの駆け巡る思考のラッシュは疲れた脳みそから絞り出されたような出来立てほやほやな感じだけれど、まだそれで完成したわけでは無い、完成までにはまだ時間が要る、もっともっと体感して経験して疲れてるってことを感情的に決壊するまでやり通す、その時、天使の翼の生えた中年おじさんが完成すると思うと、きみも中年おじさん、目指してみない?

★★★ Excellent!!!

完全にしてやられました(歓喜)

途中で引っかかりを感じるものの、それを意識させない勢いで気づいたら最後まで読みきっていました。と言うよりは、ヒント出し切られた時点で強制的に答えまで走らされた感じですが。その辺まで含めて、してやられた!と感じています。

文量も丁度よく、短時間で2度3度と読み返すことができる点も作者様の思惑通りなのでしょうか。お見事!

★★★ Excellent!!!

人間は、生きるために働く。
正当な評価を得ようと、必死に。嘘をつかず。勤勉に、目の前にある任務に全力を尽くす。
そうあるべきだ、と思い込んでいる。

でも、それは真実だろうか?

生きるために、本当に必要なもの。
それは恐らく、心が素直に「自分は幸せだ」と感じられる、そんな瞬間。
心が生きていなければ、生きていることにはならないのだ、きっと。

読み終えて、そんな思いがずしりと残る物語。

★★★ Excellent!!!

良く、『ラスト数行で、すべてが覆る!』というような煽りの小説をみかけませんか?

しかも、そういう小説に限って、そんなことはなかったなあ、と思うことも多いでしょう。

しかし、本作は違います!
最後の一行まで爽やかに読みきって、『あれ?まさか!?』と、真剣に2度見します。

未読の方は、是非読んで下さい。
そして、騙されて!


このミスリードに到るには、私たちが無意識にジェンダーで見ている部分が露呈するのですね。

それも含めて、おそろしい小説。

★★ Very Good!!


 グイグイと曳き込む文章で、あっと言う間に読んでしまう。
 そしてオチで、「あー、そっちだったのか」と思わず声が出ました。

 途中、主人公が「俺」表記であったり、山男の「大将」「巨漢だったら~」の表現等、少し問題点はあるのですが、ともかく流れるような文章で勢いをつけて読ませ切ってくれます。

 てっきり、くたびれたおっさんが酷い目にあって、それでも踏ん張って前へと進む――という様な内容を期待していただけに、これには足を掬われた次第。

 一人称視点を使った典型的なトリックにやられました!

 

★★★ Excellent!!!

オチが見事で、全部ひっくりかえして、タイトルの意味もそういうことか、と。

それはそれで素晴らしいのですが、そこまですいすい読ませてしまう文章のリズムと個性に、とても魅力を感じました。

エキセントリックなんだけど、読みやすくって、おもしろい文章。なかなかそういうのが書ける人っていないと思います。

★★★ Excellent!!!

中年おじさんの作り方についての話です。

いやー、いい話でした。

がつがつ、どんどん、いけいけ、で話が進んでいき、最後にはちゃぶ台をドンッ! っとひっくり返されて、うわーとやられる感じですね!

星の数にたがわぬ名作、あなたも心を揺さぶられてみませんか?

次の話にも期待して、星3つ送らせて頂きます。

★★★ Excellent!!!


 なんつーか完全に奇才か鬼才に化かされたような読み口でした。一見して改行が詰まっていて読みにくい気もしますが、それすら文章のテンポの調整の意図か、読者に行間を読ませないための工夫にさえ思えてきます。

 内容自体はおどけた調子で進んでいくのですが、その実は傷ついた人間の再生物語であり、とは言いつつ、あれよあれよと読み進む間に、読んでいるこっちも肩の力が抜けた感じがしてくる不思議な小説です。

 現代社会に疲れた皆様に効く小説です。
 
 ああ、うん、もちろん私も最後のオチに引っかかったよ! あんなの気付かんわ!w

★★★ Excellent!!!

ページを開いてみると、文字がギッシリで、一瞬、読むのを躊躇ったが、読み出すとテンポがよく、どんどんのめりこんでいく文体。
会話の内容も面白いし、ツッコミもいい。
そして、最後、「ふぁ!?」となり、三度も読み返してしまった(笑)
文句なしの★3つ!

★★★ Excellent!!!

グイグイと引っ張る文章。
ウンウンと頷ける主人公の心情。
ホロホロと出る涙。いい人がいて良かった。
それだけで、十分なのに……最後の最後に走者一掃の満塁ホームランを浴びて天国へ送られたような気分。
ここまで、きれいに騙されたなんてことは、ここ最近覚えがない。
文句なし。

★★★ Excellent!!!

おもしろかった、の一言です。
ネタバレになるので、詳しくは書けませんが、いかに自分が頭の中で勝手なイメージを作っているかということを思い知らされましたね。。
随所にちりばめられている小ネタも、僕世代の人間にはかなりヒットです。
いやー、やられました。

★★ Very Good!!

短編には星MAX2つという信条なだけで、本作品は本当に面白いです。
三塁線上ギリギリのヒットをレフトが捕球し損ない、更にキャッチャーへの悪送球で、本塁打になっちゃったみたいな作品だと思いました。
色々書き込みたいけれど、ネタバレになるので、ここまでにします。

★★ Very Good!!

 騙されました。最後の一行まで気づかなかった私って・・・(笑)

 さんざん他の方々のレビューを読んでいたのに最後まで気づかず、やっぱり最初に戻って読みなおしてしまいました。

 勢いのある文章でグイグイ引っ張っていく力があります。面白かったです。

★★★ Excellent!!!

最後の段落で急に話をまとめにかかって、その辺りのスピード感に何やらもうプンプンとオチが匂うわけですよ。前評判にもあったしね。「読み返すぞ」って。んで、最後の一行で「あー!」っとなる。
ほらね、ほらね、やっぱりね。
最後の段落まですっかり騙されていたくせに、さも自分は分かっていたぞと思いながらもう一度最初から読み直し、「ああーっ」と。
なるほどなぁ。
そういうことね。

★★★ Excellent!!!

いやー、面白かった。
ここまで行間が詰まってるのは、普段ちょっと敬遠するんですけど、これは読めた。それぐらい勢いと読ませる力が凄かった。
そして、あのオチである……目が点となり、再び冒頭から読みなおしました。素晴らしいです。
こういうしっかり落としてくれて、さらにもう一つ仕掛けがある。短編の面白さってこれですよねぇ。
ぜひぜひ皆さんもお読みください。