概要
食べ物の描写は、下記タイトルには含まれていません。
第12-15、19-20、22、26、27話
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!日常に経済学を取り入れて新たな視点に!カクヨム・ゲーム理論分析は必見!
勉学にとって「それをいかに実際の物事と紐付けるか」は重要なテーマだと思いますが、本作は日常生活を謳歌する主人公の視点に、経済学専門家である旦那様が経済学による視点を提供し、へーなるほど、ほーこういう捉え方が、と日常を少しだけリッチなものにしていく物語です。具体的シーンに対して経済学が用いられるので、かなりすんなりと入ってきます。何か判断に迷った時に具体的根拠を示してくれているので参考になるのです。
中でも、ゲーム理論を用いてカクヨムコンテストを分析した回は全てのカクヨムユーザー必見の内容となっています。
日常を一歩進んだものにしたいそこの貴方様、オススメですよ! - ★★★ Excellent!!!読むと、経済学が身近に感じられる。
経済学。単語を見ると、難しそうな固いイメージがしてきますね。
でも、この小説にはそんな重さがありません。一話一話がちょうどいい文量で抑えられ、読みやすいです。
海外で暮らす夫婦の、何気ない会話が経済学の話につながるという構成で、経済学は知らないところで生活に関わっている学問なのだなと感じました。
特に、本文では小説サイトをゲーム理論を使って、経済学の視点から考える場面もあります。
まさしく、カクヨムを使用している人にとっては、「身近な」例になりますね。
物語の舞台であるアメリカと日本の生活の違いを楽しみながら、経済学についての知識も入ってくる。
そんなお得な小説です! - ★★★ Excellent!!!経済学の入り口をニューヨーカーのご夫婦とともに
経済学の入り口を、分かりやすい切り口で紹介してくれる本作。
それだけに止まらず、若い学者夫婦の生活をとおしてニューヨーカーたちの生活も堪能できちゃいます!
これから大学の経済学部に入る学生さん、公務員試験などで経済学の学習が必要になってくる方、経済学って難しそうだけどどんな学問なんだろうと興味を持たれた方、昔勉強したけどすっかり忘れちゃったなっていう貴方!、本作はタメになるだけでなく、きっと楽しみながら経済学の入り口を覗けることと思います。
ゲーム論を使ってカクヨムコンでの票の動きを検証した話は、カクヨムを利用する方なら必見! - ★★★ Excellent!!!ダーリンは学者さま
若きイケメン経済学者とワイン好きマイペース主婦による、ニューヨークを舞台にしたオシャレで知的な日常を描いた作品。
日常とはいえ、そこは経済学者、あらゆる理論を展開して妻のダイエットにも協力する。ハイスペックなアメリカ人の友人(超イケメン)と学者仲間、可愛い隣人、昔の仕事仲間なども混じり、料理に観光名所にと、海外での生活ぶりも楽しめる。
中盤では読者選考をゲーム理論を使って考察してみたり、就職氷河期では派遣社員や働き方改革についても言及。身近な話題にも触れている。
また同じ作者によるエッセイ『スマートニュース×カクヨム「連載小説コンテスト」に参加中の話』も、作品の舞台裏が見えて面白い。ぜ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!素敵な夫婦のドラマで「経済学」をさらりと学ぶ
個人的に、この作者さんの文章には「洗いたてのワイシャツ」のような印象があります。
さらりしていて、ほのかに柔軟剤の香りがするような。
そんな読み心地の良い文章で書かれている「経済学を分かりやすく学べる小説」がこの作品です。
経済学を学べると言っても、内容は決して難しくありません。ニューヨーク在住の若き経済学者・瑞樹博士とその妻・美緒のオシャレな日常(美味しそうな食事シーンやライトなラブシーンもあります)を描きながら、2人の会話の中で、少しずつ経済学の面白いトピックに触れていく、というスタイルを取っています。
そのトピックの選び方も、とてもバランスが良いです。
ラチェット効果、機会費用…続きを読む