読むと、経済学が身近に感じられる。

経済学。単語を見ると、難しそうな固いイメージがしてきますね。
でも、この小説にはそんな重さがありません。一話一話がちょうどいい文量で抑えられ、読みやすいです。

海外で暮らす夫婦の、何気ない会話が経済学の話につながるという構成で、経済学は知らないところで生活に関わっている学問なのだなと感じました。
特に、本文では小説サイトをゲーム理論を使って、経済学の視点から考える場面もあります。
まさしく、カクヨムを使用している人にとっては、「身近な」例になりますね。

物語の舞台であるアメリカと日本の生活の違いを楽しみながら、経済学についての知識も入ってくる。
そんなお得な小説です!

その他のおすすめレビュー

泡沫 希生さんの他のおすすめレビュー819