和団子

この度は「お化けのお話募集 」に参加して頂き、ありがとうございました。 三歩さん、、、。 もし僕も見えるようになったら、注意します。 三歩以上近づけるようになったら、全力で逃げま…続きを読む

主人公の苦悩と、お化けの苦悩。 「本物」ではないという葛藤が、二人の距離を縮めて、成長させていきます。 最後。ゆうが出てきてくれて、主人公も幸せと言ってくれた。 僕はそれで良いと…続きを読む

この度は「お化けのお話募集」に参加して頂き、ありがとうございました。 『ビールを2杯飲んだら，隠していた憂鬱が少しずつ開かれた。』 この表現が、特に魅力を感じ、「分かるわぁ」と共…続きを読む

主人公が、何かに誘われてやってきた故郷の学校橋。 彼を誘ったのは、決して旧友だけではないと思います。 想いを寄せていた少女。 彼女の思い出も、白昼夢のような物語の大きな要素です。…続きを読む

夜桜。と聞くと、学生の時の事を思い出します。 京都の大学に通ったいた僕は、主人公たちのように、春の新入生歓迎会は、決まって夜の円山公園でした。 このお話の魅力は、美しい風景描写も…続きを読む

※まだ途中のレビューでございますので、星は２つまでにしております。 完結後に、変更追加も致しますので宜しくお願い致します。 この物語の醍醐味は、シリアスな展開をベースに、クスッと…続きを読む

優しさと暖かさと、それからちょっぴりの残酷さ。 それらが混じりあって、お昼の紅茶のように、笑顔の雰囲気を作ってくれる物語です。 雪の、純粋で天真爛漫な姿が、後ろめたい何かを抱えた…続きを読む

この短編の中には、それ以上の物語があります。 色々と彷彿させる表現力は、読んでいて凄いなと感心するばかりでした。 流れるような文体も、綺麗で滑らかで、まるで詩のようです。 そ…続きを読む

ただの恋愛小説ではございません。 だって天使が出てくるのだから。 ミカの存在こそが、この物語の大きな特徴。不思議な魔力を持って、切ないストーリーをよりいっそう幻想的にさせています…続きを読む

冒頭の、主人公の思考。 次から次へと溢れてくる感情が、見事に表現しているような、流れる長文に、僕はすっかり惹き込まれました。 夏の夜。幻想的な出来事が起きうる最も適した舞台のなか…続きを読む

この物語を読み終えて、まさに夢から覚めてしまったような、色々な感情が起こされました。 切なさ、愛らしさ、面白さ、そして安堵感。 読んでいる最中、僕は何度も井沢のように、少女の運命…続きを読む

日常の、何気無い一つのコマに満ちる謎の塊。 影と言ってよいのでしょうか？ 喪失感だとか、ちょっとした意識の裏側に潜む、得たいの知れない影が、突如顔を除かせるお話。 不気味である…続きを読む

他のレビューにもあるように、ネタバレが含む感想が書きたいので、冒頭は他のことを書きたいと思います。 文字稼ぎですみません。 作者様が読まれる時は、飛ばしてくださいね。 小説に限…続きを読む

僕も去年の暮れほどから、一匹の山猫を飼いはじめました。 最初は僕のような人間や、慣れない家の環境に神経を尖らせて、他人行儀だったけれど、今では我が物顔で家の中をうろつき、怒られる…続きを読む

物語の運び方。それをリズミカルに進める人物や風景描写。 物語を支える基本的な技術力が、どれも僕なんかより優れていて、僕ももっと頑張らなくてはと思いました。 雪国には不思議な魅力が…続きを読む

読んでいて、何度も胸が苦しくなりました。 もし、仮に僕にも彼女が出来て、結婚も出来て、子供にも恵まれたのに、命の選択を迫られたら、どうしようか……。 考えるだけでも辛いことなの…続きを読む

赤ちゃんのお化けにも、子どもを亡くした母のお化けにも、同情できる箇所があります。 誰が悪いのか。 元を辿っていっても、結局自分の指を掴んで「あれれ？」と思ってしまう。 掴み所の…続きを読む

圧縮された文量にこめられた１００個のお話は、簡潔に、時には可笑しく、時には考えさせられるような内容で、束の間の非現実を楽しむことが出来ました。 文章表現が上手い方だからこそ、こう…続きを読む

猫の怨念は、残酷な手法で復習を果たす。 それだけではない。 決まった結末をちゃんと聞かせることで、運命を見事に縛ってみせた。 このお話の本当の怖さは、そこだと思います。 余命を宣…続きを読む

永遠のアンドロイドか、潔い桜か。 哀愁を感じさせる物語のテーマと、ロボットたちの最後に、まさしく海の底のような寂しさを感じました。 ロボット目線の時と、主人公目線の時の話のギャ…続きを読む

ユニークな設定に曳かれて、このお話を読み始めました。 まるで実在するような、丁寧で個性的な人物描写と、つい応援したくなるような物語の展開。 思い出の地を巡るには、もしかしたら果…続きを読む

地下の暗闇の中という、設定は、まさに掴み所のない恐怖が蔓延っています。 道が、壁が、出口あるはずに無い。 そして現れる正体不明のそれは、まさに恐怖の象徴のようでした。 アイディ…続きを読む

路地裏。その一言だけで、僕は色々と妄想してしまいます。 縁のない、例えば旅行なんかで訪れた観光地を散歩していて路地裏を発見すると、その奥には何があるのかと、ワクワクします。 路…続きを読む

王子さまの素顔のギャップが可愛らしくて、同じ男として羨ましく思いました。 モテる人は努力をする。努力もせずにモテないモテないと、唾を吐く僕にとって、このお話は胸にチクリと来ました…続きを読む

流れるような文章と、暖かく、少しだけ悲しみの籠ったお話が、少女と妖精を綺麗に光らせていました。 ハッピーエンドだと、僕は捉えることができました。 もしかしたら、作者様には、もっ…続きを読む

読んでいて、胸がチクリとしました。 「待ってる」という約束は、ときどき嘘になります。物語なら尚更。 もしかしたら、ヒロインも嘘をついているのだと、分かっていたのかも知れませんね。…続きを読む

物語の舞台からあらすじまで、僕の個人的に好きな内容で、最後まで楽しく不思議な世界を堪能させて頂きました。 現実では決して体験できない、幻想的な非日常を、登場人物たちの日常に落とし…続きを読む

物語の展開の仕形がスムーズで、読んでいて引っ掛かったり、読み返すことが１度もありませんでした。 登場人物の心境と回想が、ふとした日常生活に隠れており、彼女の侵した小さな罪に、なぜ…続きを読む

一番の共感と申しますか、僕自身も幼稚な作品を書くなかで、ページが終わっても、物語は続いていくようなものにしたいと思っておりました。 それは、余韻を残すとかカタルシスを生むとか、そ…続きを読む

本作品のように、現実社会のミステリーを書くとなると、必然的に警察の内情や村社会の風習と言った、ストーリーとは別の知識が必要になるのだと思います。 知識が無ければ、現実味を帯びない…続きを読む

こども心をくすぐるようなお話です。 純粋でいとおしく、夢のつまった子どもたちにとって、クリスマスはプレゼントが貰えるということ以上に、なんだか幸せな気持ちになります。 この物語…続きを読む

内容は、高校生の恋物語ということもあり、胸が高鳴る愛らしいお話。 目を見張るのは、その可憐で、純粋で、そしてキザな二人の恋心理を、的確に表現している文章だと思います。 「優しい…続きを読む

稚拙な思考の僕は、性分もあって、なんども読み返してはちゃんと理解しようと、初めは努めておりました。 でもそれはかえってこの物語には失礼に当たってしまう。 理解するのではなく、書…続きを読む

わたしは心臓。 あなたは静脈。 一人称でたんたんと描かれる心臓と静脈の関係は、ただそれだけの内容ではなく、きっとそれ以上の何かを謳っているのだと思います。 じゃあ、それは何か？…続きを読む

恋愛に不器用な二人の描写を、上手く風景描写と絡まっていると思いました。 敬語の台詞も可愛らしくて、桜という和風の幻想的な風景とも、ピッタリと重なる。 この季節にこの物語を読めて…続きを読む

主人公の揺れ動く心理描写が丁寧で、痛いほど伝わってきました。 大切な人が離れてぽっかりと空いた穴。 塞ぐものを探す旅先で出会った少女が、空いた穴にぴったりだった。 魅力を感じ、…続きを読む

それぞれ独立した短編ですが、共通して独特な雰囲気があります。 物語に潜む日常も、日常の中に見え隠れする非日常も、絶妙なバランスで混じり合い、特にホラーとしては、その独特な不気味さ…続きを読む

まるで実体験記のような丁寧で密度の濃い描写でした。 祖父の物語の真偽や理由を考えるよりも、世代を超えて、誰かの物語が広がっていくことに、大きな意味があるのだろうか。 まさに純粋…続きを読む

日本人形の顔には、独特な雰囲気があります。 怖いと思う人も居れば、可愛いと思う人もいる。 どちらも間違っていないですし、作者様のおっしゃるように、職人の手仕事でございますので、…続きを読む

回想と現実の展開が本当に上手く、勉強になりました。 お話の導入の仕方も、回想と現実のリンクも、続きを読みたくさせるような展開。 ラストも心温まるようなオチも、読んでいて幸せにな…続きを読む

読み終えた後、そして読み終える前から、主人公とヒロインの関係に胸が熱くなっていきました。 南乃様の丁寧な描写と物語のアイディアにのめり込み、気がつけば読み終えてしまっては、心の底…続きを読む

再び、この素晴らしい物語を見ることが出来て、本当に嬉しく思いました。 成長したヒロインの姿は、読者を決して裏切ることはなく、その真っ直ぐで素直すぎる姿勢に、僕も勇気を貰うことが出…続きを読む

綺麗な描写も特徴的ですが、強弱をはっきりつけた文字並びや展開は、さすが平原様だと思いました。 美しくも不思議なこの世界を上手く描き、お伽噺のような切なくて温かいお話の魅力を、さら…続きを読む

倫理。価値観。そして妖刀。 独特な性質を持って関心を惹き付ける不思議なものたちを、まるで詩でも読んでいるような美しい文章で描かれています。 僭越ながら、少女たちの危なくも脆い存…続きを読む

夏のプールサイドーー という響きだけで、学生時代の様々な思い出が浮かび上がってきます。 二人はいつか、同じ場所の同じ時間で、この日のことを思い出しては、赤面したり、笑いあったり…続きを読む

文体の雰囲気かも知れませんが、昔のいわゆる文豪の本を読んでいる気になりました。 口調や背景設定のみならず、お話そのものの雰囲気が幽玄で美しく、そして悲しいものでした。 女性を愛…続きを読む

人の恨みに、お化けの怨み。 恐いことが多いけれど、それだけじゃないんですね。 丁寧な描写に主人公の回想や心情が上手く解け合っていて、世界観をリアルに想像できました。 最後。雨…続きを読む

呆気ない幕切れ。 明日に何かあるのかわからないけど、きっと何かがある。 当たり前の事ですが、再認識させられ、僕自身もちょっと頑張って見ようかなと励まされるような気持ちになりました…続きを読む

親友である二人の繊細な信頼関係。 少年時代の微妙な心理や距離感が、リアルに描かれていると思いました。 読み終えてから、ラムネを飲む場面のことばかり考えてしまいます。 二人が無…続きを読む

魅力的なキャラに現を忘れて、夢中になって一気に読んでしまいました。 たぶん、僕にあと100以上のIQがあっても、この人？ のようにラジオを聞き分けたり、高級フレンチにマヨネーズを…続きを読む