本当の恐怖は、物語の後かな。

他のレビューにもあるように、ネタバレが含む感想が書きたいので、冒頭は他のことを書きたいと思います。

文字稼ぎですみません。
作者様が読まれる時は、飛ばしてくださいね。

小説に限らず、ホラーの物語を描くときって、作り手は不思議と笑顔になるそうですね。

ーーここでお化けを出したら怖いよね!

映画の製作現場でも、学園祭のお化け屋敷の準備をしているときも、作り手側は、驚かすお客を怖がらせようといきいきしてるんですよね。

笑顔が多い現場ほど、完成すれば怖い作品になる。
ドSの精神ですね。

作者様も、少なからずそういった精神があったのでしょうか?
計算なのか、感覚なのかわかりませんが、ちょうどよいタイミングで、一番の怖いオチを持ってこられた。

まさか身内だったとは、、、。
しかもただの身内ではない。
二重にも三重にも立て続けに恐怖のパンチを浴びた僕は、すっかりのびてしまいました。

そして、最後。
主人公の本当の恐怖は、死神に連れられた後ですよね。
想像しただけでも身が震えます。

終わりのその後を想像させる。
すごく上手い終わり方だと思いました。


にぎた