タイトルに惹かれて読んでみましたが、その完成度に思わずレビューをしてしまいました。その団地には赤ちゃんが住めない“ある理由”があります。そしてひっ越してきた若夫婦には赤ちゃんがいました。それから、今までおとなしかった赤ちゃんの様子がだんだんとおとなしくなる……。赤ちゃんを失った母親の描写が強烈かつ克明。真に迫るものがあります。そしてその描写がまさかあんな形で結末に関わってこようとは……。飛び抜けた発想と描写力。面白くないはずがありません!おすすめです!!
とても面白かった、というより怖い話でした…!団地って何とも言えない怖さがあります。それが何なのか、よくわからなかったのですが…この作品がうまく描き出してくれたように感じます。閉塞感や、あるはずのない一体感。そういったものが団地の怖さなのかなと思います。ハッピーエンドとは言い切れないまでも、状況に改善が見られたオチも良かったです(^^)犠牲はありましたが……
それを見る時、人は何を思っているのでしょう。若い母親が引っ越してきたときに向けられた、住民たちの視線。その視線は、悪意か、それとも…。ホラーではあるものの、母親の愛が偉大であることを再確認させてもらえる作品でした。
赤ん坊幽霊もマチ子さんも、していることは恐ろしいかもしれませんが背景を考えるととても責める気にはなれませんでした。ホラーでありながらも、物悲しいお話でした。
赤ちゃんのお化けにも、子どもを亡くした母のお化けにも、同情できる箇所があります。誰が悪いのか。元を辿っていっても、結局自分の指を掴んで「あれれ?」と思ってしまう。掴み所のない恐怖だからこそ、余計に怖い。でも、この物語には、恐怖だけではない、儚さもあります。友達の作れない赤ちゃんお化け。子どもを亡くした母のお化け。誰が悪いのかなど、答えなどないのに、悪者を用意しないと耐えられない苦痛。面白い物語をありがとうございます。にぎた
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