「待ってる」という言葉は時々嘘をつく

読んでいて、胸がチクリとしました。

「待ってる」という約束は、ときどき嘘になります。物語なら尚更。
もしかしたら、ヒロインも嘘をついているのだと、分かっていたのかも知れませんね。

寂しい二人の間に、ぽつんと現れた白い子猫。ヒロインを失って、より象徴的になった子猫は、主人公の心の隙間を埋めたり、反対にくすぐったりもするのでしょうか。

色々と、描かれたこと以外の物語を想像させる、素敵な物語でした。


にぎた